バイクがなくても出前館の配達員になれる?バイク貸し出しサービスとその注意点とは

出前館の配達員にバイクがなくてもなれる?バイク貸し出しサービスとその注意点とは

出前館の配達員としてバイクでの配達を検討中の方に向けて、出前館の配達員業務の概要と配達で使用するバイクについてお話しします。

現在、出前館の配達員が使用できる車両は、自転車・バイク・自動車のいずれかですが、配達距離が長くかつ機動性に優れているバイクが注目されています。とはいえ、バイクを所持していない場合は、どのようにすればよいのでしょうか。そこで今回は、バイクの購入が不要で、気軽に始められるバイク貸し出しサービスや利用時の注意点をまとめました。

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自分で配達車両を用意しなければならない出前館の配達員

自分で配達車両を用意しなければならない出前館の配達員

はじめに、出前館配達員の働き方や配達に使用する車両選びをみていきます。出前館の配達員になるには、直雇用アルバイトと業務委託の配達員の2つのルートがあります。それぞれの働き方に一長一短があり、自分の目的や時間の使い方に合わせるとよいでしょう。ここでは、直雇用アルバイトと配達員の違いやメリット・デメリット、および配達車両(自転車・バイク・自動車)の特徴やメリットを解説します。

直雇用アルバイトと配達員(業務委託)の違い

出前館配達員の働き方には、直雇用アルバイトの業務委託の配達員の2とおりあります。

直雇用アルバイトは、いわゆる出前館と雇用契約を結びアルバイトとして働く方法です。出前館の拠点に出勤して、ロゴ入りの上着や帽子、ナビゲーション用のスマートフォン、および配達車両(自転車または原付バイク)の貸与を受けて仕事をします。デリバリー範囲は4km程度、片道25分以内であり、配達件数は1時間に1?2件です。スマートフォンでシフトを入れて時給制で働くしばりがあるものの、配達車両の準備が不要であり、初めて配達員をおこなう際に質問できる人が身近にいる、社会保障が充実しているメリットもあります。

配達員は、出前館と業務委託契約を結び個人事業主として働く方法です。出前館の拠点への出勤やロゴ入りの上着や帽子、ナビゲーション用のスマートフォンなどの貸与はなく、自分で用意した配達車両で都合のよい時間に働きます。効率よく報酬を稼ぐと直雇用アルバイトの時給を上回るものの、配達車両のメンテナンス費用や燃料費、社会保険などは自身で支払わなければなりません。とはいえ、他のデリバリー業務などとかけ持ちしながら売上をしっかり確保したい方や、すき間時間を有効活用したい方に向いています。

直雇用アルバイトと配達員(業務委託)の違い

機動性を重視するならバイクがベスト

出前館の配達員が使用できる配達車両は、自転車・バイク・自動車のいずれかです。

自転車は、走りを重視するような高額の車両でなければ、初期投資はバイクより少なく手軽に始められます。しかし、距離があまり伸びないことから配達範囲が限定されることや、体力に自信がないと厳しいかもしれません。なるべく初期投資を抑えたい方、あるいは体力づくりもしたい方におすすめです。

バイクは、運転免許の取得や車両の準備などの初期投資や税金がかかり、かつ任意保険の加入が必須なものの、配達時間が短縮され、かつ配達範囲が広がる割には体力をあまり必要としないメリットがあります。効率よく配達件数を伸ばしたい方や、機動性を重視する方にはバイクがベストです。

自動車は、配達範囲が広いことや雨天時にあまり濡れなくて済む点が何よりものメリットです。とはいえ、車両購入費用やランニングコストが高くつくことや、駐停車スペース探しが必要となり自転車やバイクと比較して機動性が低い点がデメリットです。

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気軽にスタートできるバイク貸し出しサービスとは何

気軽にスタートできるバイク貸し出しサービスとは何

デリバリー業務にバイクを利用すると、配達範囲が広がりかつ機動性が高くなるメリットがあるものの、初期投資が必要な点がネックとなる場合が多いようです。今日では、車両に関する初期投資を抑えるために、バイク貸し出しサービスを利用される方がいます。このバイク貸し出しサービスとは、一体どのようなサービスなのでしょうか。サービスの概要やメリット・デメリット、ならびにおすすめする人を整理してみました。

バイク貸し出しサービスとは

配達用のバイク貸し出しサービスは、その名のとおり毎月一定額の支払いでバイクをレンタルしているサービスです。バイク貸し出しサービスを行っている業者が多数あるとともに、出前館の姉妹サイトである仕入館でも配送用バイクのレンタルを扱っています。

バイクレンタルの月々の支払額は、車両本体の利用料に、荷物を運搬するトランク(BOX)の利用料、自賠責保険、定期点検、修理費、代車費用などのオプション料金を加えた金額になります。ただし、貸し出し業者により、たとえば自賠責保険が車両本体の利用料に含まれているなど、利用料に関するルールはさまざまです。このため、サービスを比較する際は、基本料金にオプションサービスがどこまで含まれているか確認しましょう。

また、利用料金の支払い、契約期間や解約のルール、あるいは盗難時における賠償の有無や賠償額、事故時の補償範囲や賠償額なども貸し出し業者により異なるため、契約内容を細部まで確認しておきます。

バイク貸し出しサービスのメリット・デメリット

それでは、バイク貸し出しサービスには、どのようなメリットおよびデメリットがあるのでしょうか。

バイク貸し出しサービスの何よりものメリットは、初期投資や車両の更新費用が不要となる点です。メンテナンス費用なども込みの契約の場合、月々の支払いがレンタル料金とガソリン代のみとなり、毎月の費用負担が平準化されます。また、配達用のバイクをレンタルした場合は、配達用に特化された状態で納車されるため、自分で業務用にカスタマイズする手間が省ける点もメリットです。

一方で、配達用バイクをレンタルした場合、長期的な視点では割高です。たとえば、毎月3万円リース料を支払った場合1年で36万円になり、10万円で中古の原付バイクを購入し、自賠責保険や点検・整備費用を支払ったとしても元がとれます。また、レンタルである以上あくまでも業者の車両であり、転倒するなどの自損事故で車体を損傷させたとき、高額な修理費用を請求されるケースがあることもデメリットです。

バイク貸し出しサービスのメリット・デメリット

バイク貸し出しサービスはこのような人におすすめ

それでは、バイク貸し出しサービスはどのような人におすすめでしょうか。

配達車両を準備する初期費用を抑えながら個人事業主としてスタートしたい方が、バイク貸し出しサービスが最も向いているでしょう。複数のデリバリーサービスをかけ持ちするなどして効率的に収入を得られれば、売上から月々のリース料とガソリン代を差し引いた残りが手元に残ります。また、個人事業主の場合、リース料とガソリン代は必要経費として算入できます。これとは逆に、毎月の稼働時間が少ない方は、貸し出しサービスは向いていません。

定期点検やオイル交換など、バイクのメンテナンスが苦手な方や、あまりバイクに手間をかけたくない方にも貸し出しサービスをおすすめします。メンテナンスだけでなく、自賠責保険料の支払いなどの諸手続きからも解放されます。

また、配達員を廃業したときにバイクを返却するだけで済むため、廃業後にバイクの使用予定がない方、ならびに処分や置き場所に困る方も貸し出しサービスが向いています。

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バイク貸し出しサービスを選ぶ際の注意点とは

バイク貸し出しサービスを選ぶ際の注意点とは

おしまいに、実際にバイク貸し出しサービスを選ぶ際の注意点を解説します。気軽に出前館の配達員としてデビューできるサービスであるものの、月々の収入によっては過度な負担となる可能性があるだけでなく、事故やトラブル時、あるいは解約時に思わぬ大きな出費が強いられることもあるようです。そこで、契約にまつわる事柄やオプションなどの費用、および任意保険についてまとめてみました。

契約内容(期間)や解約方法を確認する

バイク貸し出しサービス業者により、料金はもちろんのこと、契約期間や解約方法も異なります。

契約期間は、多くの場合最低3ヵ月、6ヵ月などと決められています。また解約する際も、解約を申し出る期限が決められている、あるいは契約期間を短縮して解約する場合に追加費用が発生するなど業者によりさまざまです。

初めて配達員をおこなう場合、デリバリーという仕事が本当に向いているかどうかわからないものです。初心者の方がバイク貸し出しサービスを利用してスタートして、1ヵ月で辞めてしまうと出費だけかさみかねません。初めは自転車でスタートする、あるいは直雇用アルバイトから始めるなど、デリバリー業務が向いているかどうか判断する期間を設けた方がよいでしょう。

契約内容(期間)や解約方法を確認する

基本料金および装備品やオプションサービスを確認する

まず、月々の基本料金に含まれている費用を確認します。それから必要と思われる追加の装備品やオプションサービスの種類や費用を確認しましょう。

追加の装備品の費用は、初回のみ発生するのか、あるいは毎月発生するのかも業者により異なることから、一時的かそれとも継続的か細かなチェックが必要です。一般的に自賠責保険は業者で加入されていますが、念のため確認しておきましょう。また、点検やオイル交換費用、修理費用や部品代などの範囲もみておきます。なかには、初回納車時に納車手数料が別途必要になる場合もあります。

このほか、契約期間中の走行距離の上限が定められている契約もあります。決められた上限を超えた場合、超過した距離に応じて別途費用が請求されるため、上限が設けられている場合は走行距離にも注意しましょう。

任意保険は必要?

出前館の配達員は、任意保険の加入が必須となっています。そもそも任意保険とは何のために入るのでしょうか。

自賠責保険は、バイクの所有者が加入する保険であり、対人事故の被害者を救済する保険です。出前館の配達員が配達中の事故によりケガなどを負った場合は、障害見舞金等支給規定に基づき、死亡見舞金や医療見舞金などが補償されます。自賠責保険および見舞金は、配達外の事故時における自身の補償および対人対物への賠償や、配達中の対物への賠償には対応していません。そのため、任意保険の加入が必要です。

このほか、バイク貸し出し業者が車両保険に未加入の場合、自損事故で破損させた場合は自費負担が発生します。業者による車両保険や盗難保険の加入の有無を確認して、必要により任意で加入するとよいでしょう。

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自分にマッチしたバイク貸し出しサービスを選んで配達員デビュー

自分にマッチしたバイク貸し出しサービスを選んで配達員デビュー

バイク貸し出しサービスは、ご自身でバイクを持っていなくても、初期費用を抑えて配達員デビューできる便利なサービスです。しかし、サービスを提供する業者により契約内容やオプションサービスの範囲、解約ルールはさまざまであり、細部まで確認しなければなりません。契約内容をしっかり確認したうえで、バイクのレンタルに支払う費用と、毎月の目標収入を比較して、自分の働き方にマッチした貸し出しサービスを選びます。また多くの場合、最低のリース期間が定められているため、そもそも配達員の仕事が続けられるのか見極めたうえで利用を開始しましょう。
出前館の配達員になるには任意保険の加入が必須であり、保険料負担も発生します。このほか、必要により車両保険や盗難保険の加入も検討するとよいでしょう。


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