【menu配達員】登録前に給料の仕組みや他社フードデリバリーサービスとの違いを確認

【menu】配達員登録前に給料の仕組みや他社フードデリバリーサービスとの違いを確認

menu(メニュー)はウーバーイーツ、出前館などと同じフードデリバリーサービスを提供しています。他社と同じように業務委託配達員として登録することが可能で、好きなスケジュール・時間で働けるなどのメリットがあります。専業はもちろん、副業としてmenuの配達員を考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、配達アプリの使い方や報酬・エリアなど他社フードデリバリーサービスとは異なる点も多くあります。個人事業主となるので他社との掛け持ちもできますが、違いを理解しておかなければ安定して報酬を稼ぐのは難しいでしょう。本記事ではmenuの概要をはじめ、給料の仕組みやウーバーイーツ配達員出前館配達員など他社フードデリバリーサービスとの違いなど幅広い内容でご紹介しています。

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目次

menuはウーバーイーツなどと同じフードデリバリーサービス

menuはウーバーイーツなどと同じフードデリバリーサービス

menu(メニュー)はウーバーイーツなどと同じフードデリバリーサービスです。ユーザーはスマートフォンのアプリから気軽にデリバリーやテイクアウトなどのサービスを利用することができます。サービス開始は2020年4月とフードデリバリーサービスでは後発ですが、サブスクリプションの「menu pass」など独自のサービスを展開し注目を集めています。

そんなmenuは他社フードデリバリービスと同じように、注文者へ料理を届ける配達員を募集しています。menuをはじめ、フードデリバリーサービスの配達員は業務委託契約を締結した個人事業主として働くのが大きな特徴です。業務委託契約は年齢の条件さえ満たせば誰でも登録できますし、スキマ時間を活用しやすいなど特に兼業・副業に向いた働き方として人気を集めています。

基本的な仕事の流れは他社フードデリバリーサービスと同じ

ウーバーイーツなどと同じように、menuでもスマートフォンの専用アプリを利用して配達を管理します。専用アプリを利用した大まかな配達の流れは下記の通りです。

  1. 「配達を始める」をタップ
  2. 待機、注文リクエストを受ける
  3. 飲食店へ向かい、注文番号を伝える
  4. 料理を受け取り、アプリで「受け取り完了」を長押し
  5. アプリに表示された配達先へ向かう
  6. 料理を渡し、「配達完了」を長押し

サービスエリア内でアプリをオンラインにすることでmenuからの注文を受け付けることができます。注文リクエストを受けた後は、アプリの指示に従って飲食店の料理の受け取りや注文者への受け渡しをおこないます。アプリの操作は難しくありませんし、他社フードデリバリーサービスでの経験がある方はすぐに配達に慣れることができるでしょう。

満18歳以上であれば高校生でも業務委託配達員に登録可能

満18歳以上であれば、高校生でもmenuの業務委託配達員に登録して働くことができます。年齢の上限は設けられていないため、どのような方でも働きやすいといえるでしょう。ただし、下記に当てはまる場合は配達員登録をすることができません。

  • 過去に登録申請を拒絶されている、menuのサービス利用を禁止されている
  • 登録申請の内容に、虚偽、不正、二重登録、誤記、記入漏れがある
  • 登録申請の内容に変更が生じた際、修正・訂正などをしていない
  • 反社会的勢力に該当する、または反社会的勢力と関係を有する
  • その他、登録申請が不適切と判断される場合

基本的にはmenuの規約に従って配達員登録をおこなえば問題はないでしょう。なお満18歳以上の外国籍の方は在留資格または就労資格などを提出することで配達員に登録することが可能です。

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他社フードデリバリーサービスと比較したmenuの特徴

他社フードデリバリーサービスと比較したmenuの特徴

menuの業務委託配達員にはシフトという概念がありません。アプリを利用して配達を管理するため、好きなスケジュール・時間でフレキシブルに働けるのがメリットです。シフトがなく自由に働けるのは、menuだけでなく他社フードデリバリーサービスにも共通している特徴だといえます。

ただし、フードデリバリーサービスの業務委託配達員ならすべて同じ条件で働けるというわけではありません。配達を管理するスマートフォンアプリの仕組みは企業ごとに異なりますし、報酬の支払日や補償制度など配達員向けのサービスにも違いがあります。

配達リクエストの受注は基本的に早押し式

menuの配達リクエストは複数人に同時に通知が送られる早押し式を基本としています。エリア内でオンライン中の配達員が多い場合は、配達リクエストが受けにくい可能性もあるでしょう。また、アプリの受け付けボタンは長押ししなければならないため、安定して配達リクエストを受けるためにはある程度慣れが必要かもしれません。この点は最適な配達員に個別に通知が届くウーバーイーツとは大きな違いだといえます。

ただし、2022年4月21日からは新たに「ご指名依頼」という配達リクエストも追加されています。「ご指名依頼」は配達実績や店舗からの距離に基づき、適切な配達員に30秒間独占状態で配達リクエストが届く仕組みとなっています。早押し式よりも余裕がありますし、配達リクエストは受けやすくなったといえるでしょう。

キャッシュレス決済だけなので気軽に配達可能

menuでユーザーが利用できる支払い方法は下記の5種類のみとなっています。

  • クレジットカード(Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club)
  • デビッドカード(一部対象外)
  • au PAY
  • Pontaポイント
  • Apple Pay

支払い方法はキャッシュレス決済のみで、現金払いには対応していません。他社フードデリバリーサービスでは現金払いを導入していることも多く、キャッシュレス決済と組み合わせれば配達リクエストが増加するなど一定のメリットがあります。ただし、お釣りの準備が必要となるなど手間が増えるのはもちろん、トラブルやクレームなどが発生する可能性もあるでしょう。menu業務委託配達員はキャッシュレス決済のみしか扱わないため、現金の取り扱いを考える必要がなく気軽に配達することができます。

給料は好きなタイミングで引き出せる

2020年7月31日より、menuでは給料は好きなタイミングで引き出せる「即時引出しプログラム」を導入しています。即時引出しプログラムが導入されて以降、menu配達員は獲得した報酬をいつでも好きなタイミングで引き出すことが可能となりました。ただし、報酬の引き出しには下記のような利用条件があります。

  • 1回の引き出し可能額:400円~1,000,000円
  • 20,000円以上の引き出し:手数料無料(月4回まで)
  • 20,000円未満の引き出し/月5回目以降の引き出し:手数料400円(税込)

20,000円未満の引き出し、月5回目以降の引き出しでは手数料400円(税込)が必要となります。利用回数が多いと手数料が高くなるため、週1回など事前に引き出し日を決めておくのがおすすめです。なお2021年12月からはウォレットアプリKyashでの支払いにも対応しており、20,000円未満の引き出し/月5回目以降の引き出しでも50円(税込)の手数料で即時引出しプログラムを利用できます。

万が一の障害見舞金制度を無料で提供

menuでは自社に登録した配達員向けに、対人・対物賠償責任保険と障害補償を提供しています。どちらもmenu配達員に登録すれば自動的に適用され、無料で利用できるのが魅力です。ただし、対人・対物賠償責任保険は自転車配達員限定なので、自身で加入した保険を利用する必要があります。

menu 対人・対物賠償責任保険、傷害見舞金支給規定の概要
対人・対物賠償責任保険デリバリー商品を配達中のmenuパートナー(自転車のみ)
補償額(限度額):非公表
傷害見舞金支給規定デリバリー商品を配達中のmenuパートナー
補償額(限度額)
医療見舞金:400,000円
入院見舞金:1日7,500円(30日を限度とする)
入院一時金:10,000円
死亡見舞金:10,000,000円
葬式費用: 1,000,000円
後遺障害見舞金:10,000,000円
後遺障害等級の確定に要する費用:実際に要した額
適用条件menu配達員登録後に自動的に適用

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menuの配達可能エリアは他社フードデリバリーサービスより少ない

menuの配達可能エリアは他社フードデリバリーサービスより少ない

menuはサービス開始から順調にエリアを拡大しており、2022年8月の加盟店舗は91,000店となりました。ウーバーイーツや出前館と比較すると加盟店舗は少ないものの、全国展開のチェーン店から個人店舗まで幅広くデリバリーサービスを利用できます。フードデリバリーサービスで働く業務委託配達員にとって、直接配達リクエストの数に関わる加盟店舗数は配達員登録の指標の1つとなるでしょう。

一方、他社フードデリバリーサービスと比較すると配達可能エリアは決して広いとはいえません。居住地域によっては配達員登録をしても働けない可能性があるため、事前に配達エリアを確認しておくことが重要となります。

2022年10月時点で全国33都道府県が配達可能エリア

2022年10月時点で、menuの配達可能エリアは全国33都道府県となっています。ウーバーイーツや出前館など全国47都道府県に対応するフードデリバリーサービスと比較すると、配達エリアは決して広いとはいえません。ちなみにmenuは2021年4月時点で全国47都道府県に進出していましたが、継続的なサービス提供が難しいとの理由で配達エリアを縮小しています。

menuのサービスエリア(公開中エリア)
北海道・東北北海道、宮城
関東東京、神奈川、埼玉、千葉、群馬、茨城、栃木
中部愛知、静岡、新潟、石川、長野、岐阜、富山
近畿大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀
中国・四国広島、岡山、香川、高知、山口
九州・沖縄福岡、熊本、長崎、大分、宮崎、鹿児島、沖縄

営業時間は10時~22時が基本だが一部エリアで24時間サービス稼働

menuはデリバリーとテイクアウト2つのサービスを提供していますが、利用できる時間はそれぞれ異なります。

テイクアウト:24時間
デリバリー:都市・エリアで営業時間が異なる

テイクアウトは加盟店舗の営業時間に左右されますが、menuのサービス自体は24時間対応しています。一方、業務委託配達員が稼働するデリバリーは都市・エリアで営業時間が異なります。menuの営業時間は下記のようなパターンに分けられます。

  • 24時間営業
  • 10:00~24:00
  • 10:00~22:00
  • 8:00~24:00

基本的な営業時間は10時~22時となりますが、東京都などの一部エリアは24時間営業しに対応しています。menuの稼働時間には制限がないため、エリアによっては他社フードデリバリーサービスよりも働きやすいのではないでしょうか。

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menu配達員の報酬は基本料金+距離料金

menu配達員の報酬は基本料金+距離料金

menu配達員の報酬は下記の計算式で算出されます。

配達報酬=【基本報酬(基本金額+距離料金)-サービス手数料(基本報酬の10%)】+インセンティブ

報酬のベースとなるのは基本金額+距離料金でサービス手数料を差し引き、インセンティブを追加して最終的な金額が算出されます。なお2022年4月24日より、menuでは基本報酬の計算式を下記のように変更しています。

新基本料金(ピック距離+ドロップ距離2)×40円(税込)+260円(税込)
旧基本料金(ピック距離+ドロップ距離)2×20円(税込)+260円(税込)

一見すると分かりづらいのですが、ドロップ距離が高くなるように設定されたことで遠距離配達の料金が上がるように調整されています。また、基本報酬に加えてブーストやインセンティブも発生するため、1件の配達で1,000円(税込)以上の報酬を獲得できることも珍しくありません。

基本料金は260円(税込)で確実に受け取れる

menuの基本料金はエリアを問わず260円(税込)に設定されています。基本料金は1件配達をするごとに確実に受け取れる報酬です。金額としては高くはありませんが、さらに距離報酬が加算されるため1件の配達で確実に260円(税込)以上の報酬を獲得できるということになります。

他社フードデリバリーサービスと比較すると、menuの配達距離は長くなる傾向があります。ただし、配達距離が長くなるほど報酬も高くなるように設定されているため、配達リクエストに関わらず報酬を安定させることが可能となります。配達リクエストは早押し式が基本となっていますが、案件を選り好みせず受注しやすいのもメリットです。

配達する距離によって追加料金が加算される

menuの基本報酬と距離報酬の合計は上記のような計算となります。店舗から届け先までの距離が長いほど、報酬がアップする仕組みとなっています。ただし、新料金での配達報酬は1,200円(税込)が上限となっているため、距離によっては損をしてしまう可能性もあります。また、ピック距離は2乗の対象とならないため、店舗からの距離が長いほど稼ぎにくくなるのも特徴です。

menu 報酬の計算例(税込)
ピック距離ドロップ距離距離報酬配達報酬
1キロメートル1キロメートル(1+1)×40円=80円80円+260円=340円
1キロメートル3キロメートル(1+32)×40円=400円400円+260円=660円
1キロメートル5キロメートル(1+52)×40円=1,040円1,040円+260円=1,300円(上限1,200円)
3キロメートル1キロメートル(3+1)×40円=160円160円+260円=420円

ブーストが適用されると基本料金が倍増する

他社フードデリバリーサービスと同じように、menuでもブーストと呼ばれる追加報酬を提供しています。ブーストは配達員の需要が高まるエリアで発生し、配達を完了させることで1件あたり300円(税込)~400円(税込)程度の追加報酬を獲得できます。ランチタイムやディナータイムなど、特にmenuの注文が増加しやすいピークタイムで稼働すると狙いやすいはずです。

ただし、menuのブーストはあくまで基本報酬に加算される追加報酬です。ウーバーイーツや出前館のブーストは基本報酬を一定の倍率で倍増させるものなので、名称は同じでも内容はまったく異なります。追加報酬の額としては大きな差はありませんが、フードデリバリーサービスを兼業する場合は混同しないよう注意しておきましょう。

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「ランク」と「レベルアップボーナス」のインセンティブでさらに報酬アップ

「ランク」と「レベルアップボーナス」のインセンティブでさらに報酬アップ

menuではランクとレベルアップボーナスという独自のインセンティブを提供しています。ランクは配達員として稼働するごとに段階的に上がっていき、比例して1配達の基本料金が上昇していく仕組みです。一方のレベルアップボーナスはレベルを上げるごとに追加報酬を獲得することができます。2つのインセンティブを上手く活用することで、獲得報酬を増額させることができるのが魅力です。

インセンティブのバリエーションが豊富である点は、menuの大きなメリットだといえます。フードデリバリーサービスは配達のモチベーションを維持するのが難しく、継続して安定した報酬をえるのは意外と難しいものです。配達回数に応じて追加報酬が発生するランクとレベルアップボーナスは、配達のモチベーションを維持するのにも役立つでしょう。

ランクを上げると1件あたりの基本報酬が増加する

ランクはC1からS5の20段階で設定されており、1配達あたりの基本報酬が段階的に倍増していく仕組みとなっています。

 

 

ランク必要経験値(EXP)倍率(税込)
(金額:基本料金260円×倍率)
C10~9EXP1,2倍(312円)
C210~29EXP1,2倍(312円)
C330~69EXP1,2倍(312円)
C470~129EXP1,2倍(312円)
C5130~100EXP1,2倍(312円)
B1200~299EXP1,2倍(312円)
B2300~439EXP1,2倍(312円)
B3440~599EXP1,2倍(312円)
B4600~799EXP1,2倍(312円)
B5800~999EXP1,2倍(312円)
A11,000~1,799EXP1,2倍(312円)
A21,800~3,399EXP1,24倍(322円)
A33,400~5,799EXP1.28倍(332円)
A45,800~8,999EXP1.32倍(343円)
A59,000~13,999EXP1.36倍(353円)
S114,000~19,999EXP1.4倍(364円)
S220,000~26,999EXP1.5倍(390円)
S327,000~34,999EXP1.6倍(416円)
S435,000~44,999EXP1.7倍(442円)
S545,000EXP以上2倍(520円)

ランクの倍率は最低1.2倍~最大2倍までで設定されています。最大2倍となった際の基本料金は520円となっており、menuの配達報酬を効率的に上げることが可能となります。

ランクは直近8週間に獲得した経験値に基づいて計算されます。1配達あたりに獲得できる経験値は10EXPですが、雨の日やピークタイムなど配達員の需要が高まった際は多く貰うことが可能です。例えばピークタイムで需要が高まって+20EXP、雨の日の配達で+10EXPというようにボーナスポイントが発生します。ただし直近8週間に獲得した経験値の合計が現在のランクを下回ると、1週間ごとにランクが下がっていくため注意しましょう。

レベルを上げていくと累計96,600円(税込)の追加報酬

経験値を獲得していくとランクと合わせて配達レベルも上昇していきます。

レベル必要経験値(EXP)インセンティブ(税込)
Lv.7300~439+100円
Lv.131,450~1,749+500円
Lv.194,000~4,599+1,000円
Lv.258,350~9,249+1,000円
Lv.3114,500~15,699+3,000円
Lv.3722,450~23,949+3,000円
Lv.4332,200~33,999+3,000円
Lv.5045,850~48,849+5,000円
Lv.5565,850~71,349+5,000円
Lv.6098,350~106,349+5,000円
Lv.65143,350~153,849+10,000円
Lv.70200,850~213,849+10,000円
Lv.75270,850~286,349+10,000円
Lv.80353,350~71,349+10,000円
Lv.85448,350~468,849+10,000円
Lv.90555,850~578,849+10,000円
Lv.95675,850~701,349+10,000円
Lv.96701,350~727,349追加報酬なし
Lv.97727,350~753,849追加報酬なし
Lv.98753,850~780,849追加報酬なし
Lv.99780,850~999,999追加報酬なし

レベル95までに獲得できるインセンティブの合計金額は96,600円(税込)となっています。基本的に1配達あたりの経験値は10EXPに設定されているため、レベルを上げるのに苦労するかもしれません。ただし、レベルアップごとに最大1,000EXPの経験値も貰える仕組みとなっています。

また、ランクとは異なりレベルには期間設定やランクダウンが存在しません。このため、長く配達すれば着実にレベルアップボーナスを獲得できます。配達員登録後にはランクとレベルの詳細なテーブルが通知されるので確認しておくとよいでしょう。なお最高レベルは99まで上げることができますが、レベル95以降にはインセンティブが設定されていません。ランクダウンもないため、基本的には1回限りの追加報酬ということになります。

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「コンボ注文」と「ロングエリア」でさらに報酬アップ

「コンボ注文」と「ロングエリア」でさらに報酬アップ

menuではユーザー向けの独自機能として「コンボ注文」を提供しています。コンボ注文は2店舗同時に注文できるサービスで、1店舗ずつ注文するよりも送料が安くなるのが魅力です。このコンボ注文は2店舗同時の利用となるため、引き受けた配達員には特別報酬が支払われます。

また、エリアによっては通常よりも長距離配達が多くなる「ロングエリア」も導入されています。コンボ注文と同じく、ロングエリアも特別報酬があるため積極的に活用していくことで高額報酬を狙うことが可能となります。コンボ注文とロングエリアは確実に受注できるものではありませんが、menu配達員の報酬を上げるために欠かせない仕組みだといえるでしょう。

2店舗同時受注の「コンボ注文」で150円(税込)の追加報酬

コンボ注文を引き受けた配達員には150円(税込)の追加報酬が支払われます。金額としては高くはありませんが、1回あたりの配達収入は確実にアップします。

通常配達: 260円(税込)×3回配達=780円(税込)
コンボ注文:260円(税込)+150円(税込)×2回配達=820円

例えば基本料金だけで考えた場合、通常配達を3回するよりもコンボ注文を2回配達した方が報酬は高くなります。また、コンボ注文は1店舗目から200m以内の店舗でしか利用できないため、配達効率が落ちにくいのも特徴です。200mの移動で150円(税込)が追加されると考えれば、非常に効率がよいことが分かります。もちろん、コンボ注文であってもピック距離とドロップ距離に応じた距離報酬は発生します。コンボ注文はmenuの加盟店同士が近いエリアで発生しやすいため、飲食店の多い場所などで待機すると受注しやすいはずです。

「ロングエリア」報酬制度がある地域はバイクの方が有利

配達距離が長い案件が多く発生するエリアを「ロングエリア」と呼びます。ロングエリアでは配達距離と配達時間が長くなりやすく、ブーストが発生しやすいため通常エリアよりも報酬が稼ぎやすいという特徴があります。配達件数は増えにくいですが、原付バイクなどを利用すれば効率よく稼ぐことができるでしょう。

通常エリアロングエリア
注文通知狭い範囲に通知広範囲に通知
配達時間ショートが多く短い傾向ロングが多く長い傾向
メリット配達件数を多くできる配達単価が上がりやすい

ただし、通常エリアとは異なりロングエリアでは料理の受け取り時刻が決められています。現在の報酬は基本報酬+距離報酬の上限が1,200円(税込)にされているため、距離によっては配達効率が落ちてしまう可能性もあります。ロングエリアで稼働する際は、配達リクエストを受ける際に距離に気を配っておくのがおすすめです。

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menu配達員として働くために準備しておくもの

menu配達員として働くために準備しておくもの

フードデリバリーサービスの業務委託配達員は、配達に必要なものをすべて自分で用意してなくはなりません。menuでは最低限下記の3つのアイテムが必要となります。

  • スマートフォン
  • 配達バッグ
  • 配達車両

スマートフォンと配達車両は問題ないかもしれませんが、menuに登録するにあたって配達バッグを準備する必要がある方は多いはずです。また、業務委託配達員として効率よく稼働するためにあらかじめ準備しておきたいものもあります。配達に必要なものを理解し、事前に準備しておけばフードデリバリーサービスが初めての方でもスムーズに働き始めることができるはずです。

スマートフォンと専用アプリは配達に必須

menuの業務委託配達員として働くためには、専用アプリを利用するためのスマートフォンが必須となります。2022年10月時点で、配達員専用アプリである「menu 配達クルー用」の要件は下記の通りです。

  • Android:5.0以上
  • iPhone:iOS11.0

Android・iPhoneともに2014年頃に発売されたスマートフォンでもアプリ要件を満たしています。専用アプリは定期的にバージョンアップされていますが、OSの要件はかなり緩いといえるでしょう。ただし、アプリのユーザー評価を見ると配達中のフリーズや誤作動などを報告する内容も多くあります。実際にアプリの完成度が低い可能性もありますが、使っているスマートフォンが古い場合はメモリの容量不足などが原因となっていることもあるでしょう。配達中のトラブルを減らすためにも、古すぎるスマートフォンの使用は避けるのがおすすめです。

配達バッグの指定はないが公式からの購入がおすすめ

menuの配達バッグは指定がありません。他社フードデリバリーサービスのバッグを流用することもできますし、低価格で販売されている市販品を使うことも可能です。例えばウーバーイーツや出前館で業務委託配達員として働いたことがあるなら、これまで使っていた配達バッグをそのまま利用することができるでしょう。「ロゴを隠して使用」など特定の条件もないため、他社バッグでも気軽に使うことができます。

また、通販サイトなどで販売されているフードデリバリーサービス配達員向けのバッグを利用するのもよいでしょう。ただし、市販品は性能・機能が保たれていない可能性もあります。性能・機能などで迷った場合は、menuから販売されている公式バッグの購入を検討するのもおすすめです。menuのロゴ入り公式バッグは料理を運ぶのに適した性能・機能で製造されており、3,900円(税込)とコストパフォーマンスの高さも魅力です。

車両は自転車・バイク・軽貨物車両から選択

menuで登録することができる配達車両は大きく分けて下記の4種類です。

  • 自転車
  • 原付バイク(第一種、第二種)
  • バイク(軽二輪)
  • 軽貨物車両

このうちバイク(軽二輪)と軽貨物車両は自動車運送事業の申請と事業用ナンバーの取得が必要となります。配達員に登録して働くためには、必ず自身が使用する車両を選択する必要があります。配達車両の選択は、menuで獲得する報酬にも大きな影響を及ぼします。例えば長距離配達が多くなるロングエリアでは原付や軽貨物車両の方が有利ですし、飲食店が密集する都市部などでは自転車を利用した方が稼ぎやすいかもしれません。どうしても車両選びに迷ってしまうなら、必要書類の少ない自転車で登録しておくのがおすすめです。登録した車両以外を使うとアカウント停止になる可能性もあるため、車両変更などの申請は必ずおこないましょう。

モバイルバッテリーやタオルなどもあると便利

下記のようなアイテムを揃えるとより効率的にmenuの配達をこなせるようになります。

  • モバイルバッテリー
  • スマートフォンホルダー
  • タオル、保冷剤・保温剤
  • 飲み物、着替え

配達中にスマートフォンの電源が切れると配達リクエストが受けられなくなるため報酬にも悪影響が出てしまいます。近年では安価なモバイルバッテリーも販売されているので、稼働時間にかかわらず準備しておくとよいでしょう。また、配達中は飲食店や届け先までの地図確認を頻繁におこなうため、車両に取り付けるスマートフォンホルダーがあると便利です。さらに配達用バッグの中にタオルを常備しておけば料理の固定や水滴の拭き取りなどをおこなうことができます。夏や冬に長時間配達する場合は保冷剤・保温剤などを常備しておくなど、気候や天気を考慮して持ち物を追加していくのがおすすめです。

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menuは面接なしでWebから簡単に登録することができる

menuは面接なしでWebから簡単に登録することができる

menuは応募から登録、配達開始まですべてWebで完結するのが魅力です。menuに限らず、他社フードデリバリーサービスでもこのような手軽に配達員に慣れる仕組みが導入されています。応募から登録までの大まかな流れは下記の通りです。

  1. menu公式サイトからメールアドレスを入力して応募
  2. 仮登録完了メールから配達員登録サイトにアクセス
  3. 必要情報の入力、書類のアップロードなどをおこなう
  4. 登録したメールアドレスに審査結果が届く
  5. アプリをダウンロードして配達開始

配達員登録時に面接などはなく、履歴書の提出等も必要ありません。必要情報の入力、書類のアップロードにも短時間で済むため手間がかからないのもメリットです。

必要書類は登録する車両ごとに異なるので事前確認

menuの必要書類は車両ごとに異なります。プロフィール写真・口座情報・身分証明書は全車両で共通の提出書類となります。再提出となると配達員登録までの期間が延びてしまうため、注意事項に従って書類の撮影・提出をおこないましょう。

menu 車両ごとの必要書類
自転車
  • プロフィール写真
  • 身分証明書(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード)※学生は学生証+健康保険証でも可
  • 口座情報
原付バイク
(第一種、第二種)
  • プロフィール写真
  • 口座情報
  • 車両ナンバーの写真
  • 運転免許証
  • 自賠責保険証(自動車損害賠償責任保険)
軽二輪
(125cc超~250cc以下)
  • プロフィール写真
  • 口座情報
  • 車両ナンバーの写真
  • 運転免許証
  • 自賠責保険証(自動車損害賠償責任保険)
  • 軽自動車届出済証
  • 自動車保険証券または自動車共済証書
軽貨物自動車
  • プロフィール写真
  • 口座情報
  • 車両ナンバーの写真
  • 運転免許証
  • 自賠責保険証(自動車損害賠償責任保険)
  • 自動車検査証
  • 自動車保険証券または自動車共済証書

応募状況によっては配達開始まで数週間必要

2022年10月時点で、menuの審査結果が出るまでの期間は数週間必要とされています。応募状況によって短くなることもありますが、基本的には2週間~3週間程度を見込んでおく必要があるでしょう。menuの配達員登録にかかる期間は、他社フードデリバリーサービスと比較して長いといえます。

例えばウーバーイーツでは応募から配達員登録までにかかる期間は最短3日程度~1週間となっています。また、同じく知名度の高い出前館でも最短3日程度で配達員に登録することが可能です。配達員登録までの期間が長いのは、menuが全国展開されていないことも一因となっているのかもしれません。一度配達員に登録すればいつでも働けることができるので、早めに応募しておくのがおすすめです。

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menu配達員に登録する前に注意しておくこと

menu配達員に登録する前に注意しておくこと

フードデリバリーサービスの業務委託配達員は個人事業主として働くため、所得が一定以上であれば確定申告をおこなう必要があります。専業はもちろん、副業であっても確定申告が必要となるケースは意外と多いものです。確定申告の知識はフードデリバリーサービスでは必須ともいえるため、早めに準備しておくことが重要となります。

また、万が一に備えて自身で保険に加入しておくことも必要となるでしょう。万が一事故が起きても、車両ごとに必須となる保険に加入していれば対人・対物などの損害をカバーすることができます。ただし、自転車で保険に加入していない場合は損害の補償ができませんし、専業の場合はケガや病気で働けなくなるリスクに備えておくことも必要となるはずです。

報酬が一定額以上となると確定申告が必要になる

専業・副業で確定申告が必要となる金額は下記のように異なります。

副業の場合:年間20万円以上の所得
個人事業主:年間48万円以上の所得(自治体によって異なる)

副業としてmenuの配達員をしている場合は、年間20万円以上の所得で確定申告が必要となります。また、専業(個人事業主)の場合は基本的に年間48万円以上が確定申告のボーダーラインです。なおmenuで稼いだ金額をそのまま申告するのではなく、配達の際にかかった経費を差し引いて申告する所得を計算します。例えば車両の維持費やバッグの購入費用、通信費やガソリン代などを経費に計上することができます。全額を経費にできるわけではありませんが、menuの報酬から差し引くことで支払う税金を安くすることに繋がります。近年は個人事業主向けの会計ソフトも多く登場しており、確定申告の知識がなくても帳簿などを作成できます。領収書などを保存・管理し、早めに確定申告に備えておくとよいでしょう。

万が一に備えて自身で保険に加入しておくことも必要

menuの配達車両の中では、唯一自転車のみ保険に加入しなくても登録することができます。車両は配達員として働き始めた後からでも変更できますし、とりあえず自転車で登録する方も多いはずです。自転車はmenuの対人・対物賠償責任保険が無料で適用されるため、安心して配達をおこなうことができるでしょう。

ただし、配達中が条件となるため待機中や帰宅中に事故に遭った場合は補償が適用されません。自治体によっては保険加入が義務付けられていることもあるため、自身で低額の自転車保険に加入するのがおすすめです。また、フードデリバリーサービスの配達員は労災(労働者災害補償保険)への特別加入が認められています。加入しておけば働けなくなった際の休業補償を受けることもできるため、配達員として長く働くなら加入を検討しておくとよいでしょう。

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時期によっては友達紹介キャンペーンも開催

時期によっては友達紹介キャンペーンも開催

menuでは新規登録者を対象としたキャンペーンを定期的に開催しています。キャンペーンはmenu配達員が新規配達員を呼び込む招待形式で、例えば下記のような内容となります。

条件:招待コードを利用して登録、期間内に指定の配達回数を達成
報酬:最大10,000円(税込)

招待コードを利用して登録した配達員が期間内に指定の配達回数を達成すると、最大で10,000円(税込)程度の報酬を獲得できます。また、新規配達員が条件を達成すると、招待した方も報酬を受け取ることができるのが魅力です。配達回数や報酬内容、対象エリアなどはキャンペーンごとに異なっています。2022年10月時点ではキャンペーンは開催されていませんが、機会があったら積極的に参加してみてはいかがでしょう。

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menuだけで稼げない時は他社フードデリバリーサービスも併用するのがおすすめ

menuだけで稼げない時は他社フードデリバリーサービスも併用するのがおすすめ

menuの業務委託配達員は、ウーバーイーツなどと同じように面接なしで手軽に登録することが可能です。自分の好きな時間に働ける点や、服装やバッグの規定がないなど働きやすい環境が整っています。一方で報酬やアプリの使い方、配達エリアなど他社フードデリバリーサービスとは異なる点も多くあります。

ウーバーイーツなどで働いた経験がある方でも、最初から安定した報酬を稼ぐのは難しいかもしれません。しかし、配達距離に応じて適切な報酬が加算される点や、インセンティブが豊富など報酬面で多数のメリットがあります。報酬を安定させたいなら最初からmenu専業として働くことを考えず、他社フードデリバリーサービスとの併用を検討してみるのもおすすめです。


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