ウーバー ライドシェア について解説します。ウーバーライドシェアはいつからサービスの提供が始まるのか、さらにはその仕組みや料金、始め方について解説します。
タクシーに代わる新たな移動手段として期待されているウーバーライドシェアについて、知っておきましょう。
目次
ウーバー ライドシェア とは？
ウーバーライドシェアとは、Uber Japan 株式会社がタクシー会社によるライドシェアサービスを支援する仕組みです。ライドシェアサービスとは、地域の自家用車やドライバーと目的地への交通手段を探している人とをつなぐサービスで、地域住民や観光客が行きたい場所に行きやすい社会を実現することが期待されています。
2024年4月から東京都や神奈川県、愛知県、京都府の一部地域でタクシー会社によるライドシェアサービスが解禁されたことを受け、約70カ国でライドシェアサービスを展開しているUberが、日本でもその知見や技術をタクシー会社に提供することで、スムーズなライドシェアサービスの導入を目指しています。
参考：Uber Japan、「タクシー会社によるライドシェア」への参画を発表 提携タクシー会社と 4 月にサービス開始し、全国に展開
ウーバー ライドシェア いつから始まる？
ウーバーライドシェアはいつから始まるのでしょうか。導入開始の発表時期や導入開始時期について解説します。
発表があったのは2024年4月2日
2024年1月26日、Uber Japan 株式会社よりウーバーライドシェアの導入に関してタクシー会社との協議に入ることが発表されました。約2カ月後の2024年4月2日、ウーバーライドシェアを導入するとの発表がありました。特に移動の足が確保しづらい東京都、神奈川県、愛知県、京都府にある10社ほどのタクシー会社との連携により、導入がスタートします。
開始は2024年4月上旬から順次
ウーバーライドシェアの導入開始は、4月上旬から順次進めると発表されています。準備が整い次第の導入になると考えられるため、具体的な導入開始日は未発表です。
ウーバー ライドシェア 仕組みは？
ウーバーライドシェアは、次のような仕組みで提供されます。
- Uber アプリをタクシー会社に提供
- 提携タクシー会社へのサポートを実施
- 乗客・ドライバーの安全対策を実施
Uber アプリをタクシー会社に提供
ウーバーライドシェアは、Uber Japanがタクシー会社にUberアプリを提供することで、サービスの提供が可能になります。
ウーバーライドシェアの車は、Uberアプリに「自家用タクシー」と表示されるため、タクシーとの区別が簡単にできます。運賃は事前確定運賃であり、支払いはキャッシュレス決済のみ可能です。
提携タクシー会社へのサポートを実施
ウーバーライドシェアでは、Uber Japanにより提携タクシー会社へのサポートも実施されます。具体的には、遠隔点呼の導入・実施の支援やカスタマーサポートの提供などが挙げられます。
タクシー会社へのドライバーの紹介や採用、研修の支援などもサポート内容に含まれており、人材確保につなげられるでしょう。さらには、配車から決済までの一連の流れやドライバー・乗客からの問い合わせ、事故が起きた際の対応などもサポート内容の一部です。
乗客・ドライバーの安全対策を実施
ウーバーライドシェアでは、乗客・ドライバーの安全対策として、次のような対策を行っています。
- 乗車中は位置情報を共有
- 異常事態の検知・安全確認
- 相互評価システムを完備
- アプリ上の通報制度を完備
それぞれの対策について見ていきましょう。
乗車中は位置情報を共有
ウーバーライドシェアでは、乗車中の位置情報共有ができます。乗車している人だけでなく、家族や友人などの連絡先を登録することで、乗車の状況を即座に共有することが可能です。
乗車中の位置情報の共有によって、「きちんと目的地に向かっているのか」「目的地とは違う場所に連れていかれそうになっていないか」を家族や友人が確認でき、地域の人の送迎でも安心して任せられるメリットがあります。
異常事態の検知・安全確認
ウーバーライドシェアでは、異常事態の検知・安全確認も自動で行えます。
具体的には、乗車中、通常では考えられないほど長い停車があったり大幅にルートが変更されたりした場合、送迎に問題がないかを確認するメッセージがドライバーと乗客に自動で送信されます。もし異常が発生している場合は、メッセージ内から通報することも可能です。
相互評価システムを完備
ウーバーライドシェアには、相互評価システムが完備されています。
乗客側からは運転の安全性や対応などのマナー、車両の清潔さなどが評価でき、評価が高いドライバーにはインセンティブが与えられるようになっています。ドライバー自身が自発的に車内環境を改善する仕組みが整えられているため、安心して乗車が可能です。
アプリ上の通報制度を完備
ウーバーライドシェアでは、アプリ上の通報制度も完備されています。
アプリには「緊急通報ボタン」が設けられており、アプリからすぐに警察への通報ができます。また、アプリ内からUberのサポートに問い合わせもできるため、トラブルが発生した際に活用すると良いでしょう。
ドライバーの対応が悪質な場合、必要があれば調査をし、ドライバーのアカウント停止などの措置を取ることもあるなど、ドライバーの品質向上への取り組みがなされています。
ウーバー ライドシェア 料金は？
ウーバーライドシェアの料金は、2024年4月のサービス導入時にはタクシー運賃と同額の料金で開始されることが見込まれています。ウーバーライドシェアの運転手はUberが募集・採用などを支援しますが、タクシー会社による雇用が条件であるため、タクシーと同額の料金でサービスが提供されると考えられます。
一方、石川県加賀市などで行われている自治体によるライドシェアの料金は、タクシー運賃の8割程度です。そのため、2024年4月時点では一部地域・時間に限定されているウーバーライドシェアが全国で解禁となれば、料金が安くなる可能性もあるでしょう。
ウーバー ライドシェア 始め方は？
2024年4月4日時点では情報が見つかりませんでした。追って更新します。
ウーバー ライドシェア まとめ
ウーバーライドシェアとは、Uber Japan 株式会社がタクシー会社によるライドシェアサービスを支援する仕組みです。2024年4月上旬から東京都、神奈川県、愛知県、京都府の一部エリア・時間帯にてサービスの提供が始まります。
安全な送迎が行われるよう、乗車中の位置情報の共有や異常事態の検知・安全確認、相互評価システムやアプリ上の通報制度の完備などの対策が施されます。また、ウーバーライドシェアは導入時点ではタクシー運賃と同額での提供になると見込まれているので、タクシーと同じような感覚で利用できるサービスといえるでしょう。
