ウーバーイーツの稼げるエリアについて、47都道府県を対象に解説します。また、東京をはじめとした首都圏以外での報酬アップのコツも合わせて解説しています。もし地方などで報酬の伸び悩みを感じているなら、本記事の内容が役立つかもしれません。
自由な時間・スケジュールで働けるウーバーイーツ配達員は、全国47都道府県でサービスエリアが展開されています。居住地を問わず配達員になれるのがメリットですが、稼げるエリアは都道府県ごとに違いがあるようです。
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Table of Contents
ウーバーイーツの稼げるエリアを見つける基本ポイント
ウーバーイーツで稼げるエリアを見つける基本的なポイントは下記の2点です。
- 配達可能なサービスエリアの広さ
- サービスエリア内の加盟店(飲食店)の数
ウーバーイーツは全国47都道府県でサービスを展開しており、居住地域を問わず配達員になれるのがメリットです。一方で配達可能なサービスエリアには違いがあり、稼働場所によっては稼げる報酬に大きな差が出てきます。ウーバーイーツは全国一律の報酬制となっているため、いかに配達件数を増やすかが稼ぐための重要なポイントとなってきます。
配達可能なサービスエリアが広いほど稼ぎやすい
ウーバーイーツのサービスエリアの広さはそのまま配達員の稼ぎやすさに直結します。例えば東京、大阪などは県庁所在地を中心として広大なサービスエリアが確保されています。
- 東京都:57
- 大阪府:36
- 愛知県:43
- 福岡県:30
- 北海道:15
上記は2023年2月時点で、ウーバーイーツの公式ホームページに掲載されている5大都市圏の利用可能な都市(市区町村)です。東京都、大阪府などウーバーイーツの進出が早かった都道府県はほぼ全域がサービスエリアとなっています。サービスエリアの広い都道府県は、地方と比較して安定して報酬を稼ぎやすいといえます。ウーバーイーツのサービスエリアはそのまま注文可能エリアとなるため、広さに比例して全体的な配達リクエストの数も増える傾向があるのです。
加盟店(飲食店)が多いほど注文が多くなりやすい
サービスエリアとともに重要なポイントとなるのが、ウーバーイーツの加盟店(飲食店)の数です。ウーバーイーツは2022年7月末の時点で、加盟店の数が18万店を突破しています。一方、都道府県ごとの加盟店の数はサービスエリアの広さに比例して変わってきます。例えばほぼ東京都や大阪府と比較して、サービスエリアが限定される都道府県ではウーバーイーツの加盟店の数も少なくなります。
注文者や配達員と同じく、飲食店もウーバーイーツを利用するためにはサービスエリアで営業をしている必要があるのです。サービスエリアが限定される都道府県で配達をしても、注文者と飲食店の数が少ないため稼ぎにくい可能性が出てくるでしょう。配達員として稼働する前には、サービスエリアの確認とともに飲食店の数にも気を配る必要があります。
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ウーバーイーツで稼げるエリア│都市圏と地方の違い
東京都や大阪府などはサービスエリアが広く、加盟店の数も多いため報酬を稼ぎやすいのが特徴です。一方、サービスエリアの限られる地方は加盟店の数も少なく、比例して報酬が稼ぎにくいといえます。
実際に配達員として高額な報酬を狙うなら、都市圏などを中心として稼働するのが最も効率がよいのではないでしょうか。さらにウーバーイーツで稼げるエリアを見極めるためには、都道府県ごとの飲食店の数なども確認しておくのがおすすめです。
東京などの都市圏は加盟店も多く報酬が稼ぎやすい
ウーバーイーツの都道府県ごとの加盟店数は公表されておらず、実際に配達をするまで稼ぎやすさを判断するのは難しいといえます。しかし、都道府県ごとの飲食店(事業所)の数からサービスエリアの稼ぎやすさを推定することが可能です。例えば厚生労働省が発表している令和2年度の「衛生行政報告例」によると、全国の許可を要する食品関係営業施設は827,811店舗(一般食堂・レストラン等、仕出し屋・弁当屋のみ)となっています。さらに飲食店営業のみで上位の都道府県は下記となります。
- 東京都:190,643店舗
- 大阪府:135,036店舗
- 愛知県:75,897店舗
- 神奈川県:73,781店舗
- 兵庫県:61,406店舗
- 北海道:59,278店舗
飲食店営業は旅館なども含まれるので、実際の事業所数は上記よりも少なくなるでしょう。
しかし、飲食店の数はウーバーイーツのサービスエリアの広さにも比例しているという特徴があります。飲食店すべてがウーバーイーツ加盟店というわけではありませんが、上位の都道府県なら配達リクエストは間違いなく増加するはずです。
地方は加盟店が少なく利用できないサービスエリアもある
都市圏と比較すると、地方はサービスエリアが限定されており飲食店も少ないといえます。ウーバーイーツの加盟店数は飲食店の数に比例しますし、都市圏と比較して配達リクエストの数も少なくなるはずです。例えば先ほどご紹介した令和2年度の「衛生行政報告例」に掲載されている特に飲食店の少ない都道府県は下記となります。
- 秋田県:9,553店舗
- 佐賀県:9,633店舗
- 徳島県:9,080店舗
- 島根県:6,747店舗
- 鳥取県:6,045店舗
秋田と佐賀を除く3件は、全国のウーバーイーツのサービスエリアとして最後に加えられた都道府県です。飲食店の数も少なく、サービスエリアが限定的なので安定して報酬を稼ぐためにはコツが必要となるでしょう。
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都市圏でも稼げるエリア・獲得報酬には違いがある
東京都など、ほぼ全域がサービスエリアとなる都道府県では配達員として稼働しやすいというメリットがあります。アプリをオンラインにすればすぐに働けるウーバーイーツ配達員にとっては最高の環境が整っているといえるでしょう。一方で、都市圏であっても安定して報酬を稼ぐためにはエリア選びに気を配る必要があります。
東京都であれば、特に飲食店の多い23区内で稼働した方が報酬を稼ぎやすいといえます。ウーバーイーツのシステムでは、店舗に近い位置で待機しているなど注文に最適な配達員を自動で割り振っています。人口の多い地域はライバルも多いため、注文が入りやすい待機場所を選ぶことが重要となってくるでしょう。
駅前や繁華街などは比較的注文が入りやすい
安定して配達リクエストを受けるためには、下記3つのポイントに注意して待機場所を選ぶのがおすすめです。
- 繁華街エリア
- 駅前エリア
- チェーン店の近く
繁華街や駅前は飲食店が密集していることも多く、ウーバーイーツの注文が多いエリアだといえます。待機するライバルの数も増えますが、店舗の数が多いため配達リクエストを受けやすいはずです。また、マクドナルドなどのチェーン店周辺での待機も配達リクエストの増加にはおすすめです。チェーン店は料理の単価が低く、一般的な飲食店より注文が入りやすいという特徴があります。サービスエリア内に複数の店舗が展開されていることも多く、1件あたりの配達時間を短縮できるのもメリットです。
注文が入らない場合は待機場所の変更も検討する
繁華街や駅前、チェーン店周辺で待機していても注文が入らないということもありえます。配達リクエストが受けられない時は、下記のような要因が考えられるでしょう。
- 注文数が少ない
- 配達員の数が多い
ウーバーイーツの注文数は時間帯によって上限するものです。ピークタイム以外であれば注文数が少なくなり、ライバルの数が多ければそれだけ配達リクエストを受けにくくなります。稼ぐことを目的としている場合は可能な限り待機時間を減らすことが重要でしょう。注文が入らない場合は、速やかに待機場所の変更を検討するのがおすすめです。事前に配達するエリアの情報を確認し待機場所を複数用意しておくとよいでしょう。
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需要の高まる時間帯と曜日を知れば地方であっても稼げる
ウーバーイーツは注文数が増加しやすいとされる時間帯(ピークタイム)が存在します。また、曜日ごとに利用者の数にも違いが出るのが特徴的です。稼ぎやすい時間帯や曜日を知っておくことは、ウーバーイーツの報酬を上げるための基本的なポイントとなっています。
時間帯や曜日で配達員の需要に違いがあるのは、ウーバーイーツがフードデリバリーサービスであることが理由です。取り扱っている商品が料理である以上、注文者が利用する時間帯や曜日には少なからず偏りが出てきます。時間帯と曜日の違いを知っていれば、地方であっても安定して報酬を稼げるはずです。
ランチタイムやディナータイムは注文数が増加しやすい
ウーバーイーツでは下記の時間帯に注文数が増加しやすいとされています。
- ランチタイム(11:00~14:00)
- ディナータイム(18:00~21:00)
ランチタイムやディナータイムのそれぞれ3時間はピークタイムと呼ばれており、ウーバーイーツの報酬をアップさせるために必ず理解しておきたいポイントです。ピークタイムを狙って稼働する配達員も多いのですが、注文数が劇的に増加することにより配達リクエストを受けやすくなるでしょう。なお、ピークタイムの時間帯はエリアによって変動することもあります。例えばディナータイムなら20:00以降に注文数が増えにくいエリアも存在します。注文が入りやすいエリアを見つけたら、なるべくピークタイムに稼働して注文数の傾向を掴んでおくとよいでしょう。
土日・祝日などを狙えばさらに稼ぎやすくなる
平日と比較して、土日・祝日はウーバーイーツの注文数が増えやすいとされています。自宅で食事を済ませる方が増えるのはもちろん、エリアによっては配達員の稼働率が減少するため需要が高まりやすいのも要因です。地方は飲食店が密集しているエリアは少ないかもしれませんが、土日・祝日に稼働することで注文数の増加を見込むことができます。合わせてピークタイムを狙って稼働すれば、安定して配達リクエストを受けることができるはずです。
また、雨の日など天候の悪い日は外出控える配達員が増えるため、配達リクエストが増えやすいという特徴があります。天候にも気を配れば、さらに高額な報酬を狙うこともできるはずです。ただし、雨の日の配達は事故のリスクも増加するため、万全な安全対策を整えておきましょう。
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現在の配達エリア内で報酬をアップさせるコツ
ウーバーイーツの配達員は居住地域以外でも、エリア変更の申請など必要なく働くことが可能です。極端に考えれば、飲食店の多い都道府県まで移動して配達することもできるのです。SNSなどで活動を報告する方の中には、「遠征」と称して他県で働くウーバーイーツ配達員もいるようです。しかし、時間や費用など含めて考えると、他県に移動して働ける配達員は限られるでしょう。
たとえ飲食店の少ない地方などであっても、ウーバーイーツの報酬アップは可能かもしれません。基本的なポイントも含め、現在の配達エリア内で報酬をアップさせるコツを確認してみましょう。
飲食店の多いエリアで待機するのが基本
ウーバーイーツの報酬アップの基本ポイントは飲食店の多いエリアで待機することです。サービスエリアの限定される地方などであっても、報酬アップの基本的なポイントは変わりません。繁華街や駅前など、飲食店の集中するエリアは必ず存在するはずです。ウーバーイーツの公式ホームページでサービスエリアを拡大するとともに、飲食店の多いエリアを厳選しておきましょう。
ウーバーイーツの注文者向けアプリではGPS機能を利用して周辺の加盟店の情報が検索できるので、配達用アプリともにインストールしておくのがおすすめです。また、公式ではありませんが「うばちず」など個人が作成したウーバーイーツ加盟店検索アプリも提供されています。
曜日や時間帯ごとの注文の傾向を確認する
配達するエリアに合わせて曜日や時間帯ごとの注文の傾向しておくとさらに報酬を安定させることができます。オフィス街を中心として稼働する場合は、土日・祝日よりも平日の方が稼ぎやすいかもしれません。
例えば東京都であれば、港区や品川区を中心として稼働することで配達リクエストの増加が見込めます。一方、ディナータイムであれば住宅街よりの配達エリアに変更することで効率よく注文を受けられる可能性があります。また、GWやお盆は帰省や旅行する方が増えるため、都市圏の飲食店の多いエリアであっても稼ぎにくくなることがあります。長期休暇の際は郊外に移動するなど、人の動きを予想しながら配達エリアを選ぶ必要が出てくるでしょう。
配達エリアの特徴に合わせて最適な車両を選択
都市圏と比較すると、地方は飲食店の数が少ないため1件あたりの配達距離が長くなる傾向があります。ウーバーイーツで安定した報酬を稼ぐためには、配達エリアの特徴を踏まえて車両を選ぶ必要があるでしょう。
例えば飲食店が密集している都市圏では1件あたりの配達距離が短くなるため、自転車での配達でも安定した報酬を稼げます。一方、飲食店が少ない地方では最低でも原付バイクでの配達が適しているといえます。ウーバーイーツで利用する自転車や原付バイクはレンタルも可能なので、車両購入前に利用してみるのもおすすめです。なおウーバーイーツに登録できる車両は1つのみとなっているため、変更がある場合はアプリから申請をおこないましょう。
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【2023年】ウーバーイーツの報酬体系を確認
2016年に日本国内でサービスを開始して以降、ウーバーイーツは配達員の報酬体系を定期的に変更しています。2023年2月時点でのウーバーイーツの報酬は下記の計算式で算出されます。
2022年8月からは報酬から差し引かれていたサービス手数料が撤廃されるなど、大きな変更が加えられています。最終的な獲得金額はアプリで配達リクエストを受けるまでわかりません。ただし、報酬の詳細を確認しておくことで獲得金額を予想できますし、目標収入や稼働時間の設定にも役立ちます。
基本報酬は配達件数に比例して増加する
ウーバーイーツの基本報酬は基本金額と配達調整金額の2つで構成されています。
- 基本金額:配達に費やす予定の時間と距離、および商品の受け取り場所や届け先が複数あるかどうかを基に算出
- 配達調整金額:特定の状況において、基本金額に加算
基本金額は配達に費やす予定の時間と距離などによって変動するものです。一方の配達調整金額は、下記のような特定の状況で加算されます。
- 通常の目安よりも交通状況が混雑している
- 通常の目安よりも商品受け取り場所での待ち時間が長い
- 配達員の数が少なく、通常よりも配達の需要が高い
例えばピークタイムや土日・祝日の配達であれば、配達の需要が高いと判断され1件あたりの報酬が高くなる可能性があります。
ブーストやピーク料金で効率よく報酬アップ
追加報酬であるプロモーションは、基本料金を倍増するブーストと1配達ごとに加算されるピーク料金で構成されます。
- ブースト:配送料の基本料金を、注文の多い時間やエリアにおいて一定の倍率(1.1倍、1.4倍)で増額
- ピーク料金:注文の多い時間やエリアにおいて配達ごとに追加報酬が発生(税込100円~400円が目安)
ブーストは毎週更新され、配達アプリ内のプロモーションやマップで事前に確認することができます。一方のピーク料金はマップ上にリアルタイムで表示・更新され、配達エリアによっては発生しない場合もあるとされています。ただし、いずれも注文の多い時間帯やエリアで発生するため、ピークタイムや土日・祝日の稼働などで積極的に狙っていくことが可能です。
クエストやチップでさらに追加報酬が貰える
クエストやチップを活用すれば、さらに獲得報酬を増やすことが可能です。
- クエスト:配達回数に応じて追加報酬が加算
- チップ:注文者の任意で支払い(0円~注文金額の2倍まで)
クエストは期間内に指定された配達回数を達成することで追加報酬を獲得できます。指定期間は1週間であることが多く、100回の配達で10,000円(税込)など高額なクエストも多いようです。クエストの発生の有無や内容は配達員によって異なるため自発的に狙うのは難しいといえます。しかし、 配達員として稼働していれば必ずクエストに挑戦する機会が出てくるでしょう。また、注文者の任意で支払われるチップも報酬アップには欠かせません。サービスエリアの限定される地方などでは、追加報酬を活用することが特に重要となるでしょう。
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ウーバーイーツは都市圏の方が稼ぎやすいが地方でも報酬アップを目指せる
ウーバーイーツは都道府県によってサービスエリアの広さや飲食店の数に違いがあります。加盟店が多い都市圏と比較すると、地方では安定して報酬を稼ぐのが難しいといえるでしょう。一方、地方であっても配達員の需要が高まる時間帯や曜日などの条件は同じです。
また、都市圏はライバルの数も増えるため、稼働するエリアを問わずウーバーイーツで稼ぐコツを身に着けておくことが重要です。報酬の伸び悩みを感じているなら、本記事でご紹介した報酬アップの基本やコツを試してみてはいかがでしょう。