Amazon Flex 車ない けど始められる？今密かに話題になっているAmazon Flex（アマゾンフレックス）。「車がないとできないの？」、「どんな車が必要なの？」と車について不安に思う方もいるでしょう。
そこで、Amazon Flexを始めたい方に向けて、使える車種や入手方法、そのほか登録に必要な条件や物について解説します。この記事を読んで疑問や不安を解決しましょう。
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目次
Amazon Flex配達員として働くのに必要な条件や物を再確認
Amazon Flex（アマゾンフレックス）の配達員になるために必要なものは車だけではありません。ここではAmazonFlexとして働くための条件と必要な物を解説します。難しい条件ではありませんが、事前に理解しておきましょう。
1．スマートフォン（スマホ）を所持する20歳以上の人
Amazon Flexの配達員は、店舗や会社への出勤は不要です。その代わり、仕事のオファーや出勤退勤の記録などの業務には、自分のスマートフォンにインストールしたアプリを使用するため、アプリをインストールできるスマートフォンを用意しておきましょう。
また、Amazon Flexの配達員は20歳以上と定められています。学歴や経歴は不問ですが、20歳の誕生日を迎えるまではアカウントの登録はできません。
2．黒ナンバー登録で本人名義の軽貨物自動車｜リース車も可能
Amazon Flexで配達に使う車は自分で用意しなければなりません。購入が難しい場合は、自己所有でなくリース車も可能です。車種や使える車の条件は次の項で解説しますが、購入する場合、黒ナンバーを登録した本人名義の軽貨物自動車を用意しましょう。
黒ナンバーとは黒色背景に黄色文字のナンバープレートのこと。貨物軽自動車運送業に使う車に取付けが義務付けられています。名義は本人限定のため、親や配偶者名義の車両は使えません。
3．業務用の自動車保険（任意保険）への加入
すべての車に加入義務のある自賠責保険のほか、任意保険への加入が必須です。自賠責保険は、対人への補償（一定の上限額まで）に限定されているため、任意保険で、対人への補償の増額や対物への補償を補填する目的があります。また、Amazon Flexでは、車の準備にかかる費用のほか、保険料についても自己負担です。
4．審査（バックグラウンドチェック）への合格
Amazon Flexの登録には、試験や面接はありませんが「バックグラウンドチェック」と呼ばれる身辺調査に基づいた審査に合格する必要があります。
バックグラウンドチェックは、保険証券などの必要書類の提出など一通り済ませたあとに行われ、審査結果がわかるのは3営業日以内です。
結果がわかるまではオファーを受けられないため、待機していましょう。無事合格すると仕事のオファーが受けられるようになります。
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Amazon Flex 車ない 人はどうやって準備する？Amazon Flexで使える車の条件と形
Amazon Flex配達員の軽貨物車の条件
Amazon Flex（アマゾンフレックス）の配達員が使用する軽貨物車の条件は以下のとおりです。3つの条件をすべて満たす軽貨物車を用意しましょう。
- 荷室⻑、荷室⾼、荷室幅の合計が4,000mm以上のワンボックスタイプかそれと同等の車両
- 最大積載量（車検証の「乗車定員2人」の項目）350kgの積載量を持つ貨物軽⾃動⾞
- 黒ナンバー登録済みの車両
貨物軽自動車とは、軽自動車のなかでも荷物を運ぶことを目的とした軽バンなどの積載可能量の多い車両のことを指します。
上記の条件を満たせば、軽トラックの荷台がカバーで覆われている幌車や低温維持など温度管理ができる冷凍車も利用可能です。その場合は盗難など荷物の管理には充分気をつけましょう。
Amazon Flexで使える車両の形は軽バンが一般的
Amazon Flexで使える車両として、軽バン、幌車、冷凍車を紹介しましたが、なかでも一般的に使われているのは軽バンです。
軽バンは、荷室が広いのはもちろんのこと、車両側面の両サイドおよび車両後方からも荷物を取り出せます。
荷物を積む時にどこにどんな荷物を積んでいるか見やすく、ある程度自由に積み混んでも取り出しやすいことがメリットです。他の車両と比べて燃費が良い特徴もあります。
一方、幌車と冷凍車は、車両後方からしか荷物を取り出せません。荷物の積みやすさと取り出しやすさは、配達スピードにも大きな影響を及ぼします。とくに慣れないうちは作業効率をアップのためにも、使いやすい軽バンをおすすめです。
車をどうやって準備する？購入とリースそれぞれの準備方法
◆購入する場合の手続きの流れ
軽貨物自動車を購入し、Amazon Flex（アマゾンフレックス）で働く条件を満たすためには、軽貨物自動車を購入後に黒ナンバーの届け出を行いましょう。
ここでは、軽貨物自動車を購入するときの6つの必要書類と、購入後に必要な黒ナンバーの届け出をするときの必要書類、および手続き方法に分けて解説します。詳細は以下のとおりです。
1．軽貨物自動車を購入するとき｜必要な書類は6種類
軽貨物自動車を購入するときに必要な書類は以下の表のとおりです。
| 必要書類 | 用意する人 | 補足 |
| 住民票 | 本人 | 本人確認書類として利用します。役所で発行してもらいましょう。 |
| 印鑑 | 本人 | 契約時に利用します。認印でも問題ありません。 |
| 車庫証明書 | 本人 | 駐車スペースがあることの証明です。駐車場の所有者や管理者の捺印済の車庫証明書を警察署に申請します。手数料がかかることも。 |
| 自動車検査証 | 販売業者 | 軽自動車検査協会から交付されます。 |
| 自賠責保険証 | 販売業者 | すべての車所有者に加入が義務付けられている保険です。保険会社が発行します。 |
| 委任状 | 販売業者 | 本人に代わり、業者が書類を取得したり、手続きをしたりする際に必要。本人記入項目もあります。 |
2．黒ナンバーの届け出｜必要書類と手続き
黒ナンバーの届け出する際は、営業所管轄の運輸支局と軽自動車検査協会に、以下の書類を提出します。
| 運輸支局への提出書類 | 軽自動車検査協会への提出書類 |
| 貨物軽自動車運送事業経営届出書 | 自動車検証の原本 |
| 運賃設定届出書および運賃料金表 | 申請依頼書※代理人が手続きする場合のみ |
| 自動車検査証※コピー可 | 運輸支局押印済の事業用自動等連絡票 |
| 事業用自動車等連絡書 | ナンバープレート※軽自動車検査協会で発行 |
「貨物軽自動車運送事業経営届出書」「運賃設定届出書および運賃料金表」は運輸支局、「申請依頼書」は軽自動車検査協会の管轄窓口又はホームページで入手できます。先に運輸支局に必要書類を提出し、その後軽自動車協会で手続きしましょう。
◆リースの場合は条件に合う車を借りるだけでOK
前項で説明したとおり、軽貨物自動車を購入し黒ナンバーを登録するとなると、多くの書類が必要で、手間と時間がかかります。高額な初期費用も用意しなければなりません。
しかし、リースの場合は条件に合う車を借りるだけで、面倒な手続きは不要です。時間をかけず軽貨物自動車を用意できるため、すぐに仕事を始められます。
リース会社によっては1ヵ月から借りることも。「いつまで続けるかはわからないけれど、試しにやってみたい」「多額の初期投資はできないため、まずはリースでお金を貯めたい」という方にもおすすめです。
車を用意したら任意保険に加入する｜必要な補償と保険料の目安
軽貨物自動車が用意できたら任意保険に加入しましょう。Amazon Flexでは「対人無制限」かつ「対物1億円以上」の保険への加入が条件ですが、どちらも無制限にする方が多いです。
対人には本人の怪我に対する補償は含まれていません。ケガにより一定期間働けなくなると収入はゼロになってしまうため、本人の治療費を補填できる人身傷害保険への加入もおすすめします。
また、事故が原因で相手とのトラブルになることも少なくありません。スムーズに解決するためにも弁護士特約をつけておくと安心です。
任意保険の料金の目安は、初めて加入する場合、月額1万5,000～2万円が相場。自賠責保険と合わせると、月額2万円前後となります。
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Amazon Flex目的で用意する車の選び方のポイント
Amazon Flex（アマゾンフレックス）で一般的に使われているのは軽バンですが、Amazon Flexの配達員が利用できる車には多くの種類があり、悩む方も多いです。車を選ぶ際は「価格」「燃費」「積載可能量」「品質」の4つを基準に選びましょう。
新車の軽バンの価格相場は100～200万円程度。中古車の場合は、市場に出回っている販売数が多いほど低価格になります。また走行距離が長いほど低価格になりますが、長すぎる場合は、故障のリスクやメンテナンス費用が高額になることも。
「10万㎞以内」「登録7年以内」など、販売店スタッフに相談しながら基準を決めておきましょう。低価格な車両にはそれなりの理由があるはずです。40万円以内の車両は避けましょう。
Amazon Flexの配達員が使用できる主な車種を紹介
1．スズキ・エブリイ
スズキ・エブリイは、荷室の長さが1,910㎜と軽バンのなかでも最大級の大きさが特徴です。さらに荷物を出し入れするすべてのドアが大きいこと、荷室の床が地面に近く低いことから、大きい荷物や重たい荷物も楽に取り出せます。
多くの荷物を積載できるため、Amazon Flexのように荷物を配達するのに適した軽バンといえるでしょう。利便性が高いにもかかわらず、価格はリーズナブル。新車は100円未満、中古車は30万円後半から購入できるため、運送業者以外にも建築業など幅広い職種で採用されています。
2．ダイハツ・ハイゼットカーゴ
ダイハツ・ハイゼットカーゴも、軽バンのなかでは荷室が広く積載性が高いと評判です。荷室の広さはスズキ・エブリイに軍配があがりますが、ハイゼットカーゴのほうが高燃費という特徴があります。
標準装備で充分使えますが、より利便性を上げたい方はディーラーオプションをつけるのもおすすめです。ハイゼット・カーゴは、ヘッドシェルフなどのオプションが豊富にあるため、自分好みの車両にカスタムし、作業効率アップも狙えます。
新車で約100万円、中古車で約70万円から購入可能と、手に入れやすい価格設定も魅力の一つです。
3．日産・NV100クリッパー
日産・NV100クリッパーはOEM車と呼ばれる車両で、スズキ・エブリイをベースとして日産が販売しています。荷室の広さや燃費はダイハツ・ハイゼットカーゴと同等です。
日産・NV100クリッパーの特徴は、軽量衝撃吸収ボディが採用されていたり、フロントウィンドウが広かったりと安全面が考慮されていること。
後部座席を設置すると、4人乗車できるため、将来的にAmazon Flexを辞めたとしても、自家用車として家族で安心安全に使用できます。新車で約100万円、中古車で約45万円から購入可能です。
4．ホンダ・N-VAN
ホンダ・N-VANの特徴は燃費23.8km/Lと燃費が良いことです。他に比べると高めの価格設定ですが、燃費の良さでガソリン代を節約できます。Amazon Flexではガソリン代は自己負担のため、燃費の良さは重要なポイントになるでしょう。
荷室の広さはこれまで紹介してきた車両に劣りますが、助手席側の柱がない、助手席フルフラット可能、荷室の床が低く荷室高が高いなど、積載性を高める工夫が盛りだくさん。
ターボ機能もあり、荷物の重さを感じないパワーも魅力です。新車は130万円前後、中古車は70万円前後から購入できます。
5．ホンダ・アクティバン
ホンダ・アクティバンは荷室がフルフラットで天井高が高いのが特徴です。高さのある荷物もらくに積み下ろしできます。また、2WDと4WDが自動で切り替わるため、道路状況に関わらず安心して走行可能。ほかの車両よりもエンジンが静かで燃費も良いのも魅力です。
荷室だけでなく運転席および助手席のシートも低くなっており、乗り下りも楽ちんです。Amazon Flexで使う場合、頻繁に乗り降りするため、荷物の積み込みだけでなく運転手自身への配慮がされているのも嬉しいポイントでしょう。新車で約110万円、中古車で約20万円から購入できます。
6．三菱・ミニキャブバン
三菱・ミニキャブバンは、荷室はほかの車両と同等で、Amazon Flexで使う分には申し分ありません。ヘッドスペースラックなどのオプションも充実しているため、上手く使うと空間を有効活用できます。
また、低燃費かつパワフルなエンジンが搭載されている特徴も。1速発進と2速発進、2WDと4WDもスイッチ一つで使い分けられるため、重い荷物を積んでいるとき、上り坂を運転するときなど、さまざまな状況下でもストレスなく運転できるでしょう。
新車で約100万円、中古車で約50万円から購入可能です。
準備ができたらAmazon Frexに登録しよう｜稼働までの方法を解説
車の準備ができたら、Amazon Flex（アマゾンフレックス）に登録しましょう。稼働までの手順は以下のとおりです。
- アプリのダウンロード
- アカウントの作成（氏名、メールアドレス、パスワード）
- 希望配達エリアの選択、規約の確認、基本情報（氏名、住所、電話番号）の入力
- 配送方法（軽貨物車両）の選択、保険要件の確認
- 書類のアップロード
- 税金の注意事項確認、報酬振込先口座の登録
- 説明画面の視聴（仕事の流れを把握）
- 身元調査（結果は1～3営業日後）
- ステーション（配達拠点）の選択
- 説明会動画の視聴
- オファーの受諾（アプリのメインメニュー）
ここまで完了したら、当日アプリにログインし、配送ステーションからお客様のもとへ配達しましょう。こちらからの応募も可能です。
車ない・入手が難しい場合は自転車配達員がいいかも｜募集エリアをチェック
自転車配達員はどこで募集してる？（2022年8月現在のエリア）
実は、条件を満たす車を持っておらず入手も難しい場合でも、自動車配達員としてAmazon Flexで働くという選択肢があります。2022年8月現在、東京都にある墨田ステーションでは、自転車配達員を募集中です。
購入またはリースであっても車を持つことは、駐車場や費用などの問題もあり、踏み出せない方も多くいます。そんな方でも、自転車配達員であれば、Amazon Flexで働くことを諦める必要はありません。
働くのに必要な条件や物は？自転車は貸し出しOK
Amazon Flexの自転車配達員として働くための条件は、以下のとおりです。
- 20歳以上
- アプリをインストールできるスマートフォンの所持
- 普通自動車免許の保有者
- 電動アシスト自転車に乗れる方
「電動アシスト自転車に乗れる方」という条件以外は、軽貨物自動車の配達員と変わりません。電動アシスト自転車を持っていれば、自分のものを使用してもかまいませんが、その際は64㎤の容量を確保できるリヤカーを装着してください。
電動アシスト自転車を持っていなければ、墨田ステーションでレンタルができます。もちろんリヤカーのレンタルも可能です。軽貨物自動車での配達よりも、参入障壁が低いため、近くにお住まいの方はぜひチャレンジしてみてください。
報酬は？月額と年収を大まかに見てみよう
Amazon Flexの報酬は、時給や成功報酬ではなく、ブロックにより単価が決まっています。公式ホームページによると、自転車配達員の4時間1ブロックの単価は税込7,468円。
1日1ブロック、ひと月20日働いた場合、月額14万9,360円（7,468円×20日
）、年収179万2,320円（月額報酬14万9,360円×12年）と高い報酬額が見込めます。ちなみに報酬は1週間払いのため、早く現金化できるのも魅力です。
自転車配達員の仕事内容を確認してみよう
Amazon Flexの自転車配達員は、Amazonで注文された商品を、購入したお客様に届ける仕事です。一般的な軽貨物自動車での配達ではなく、電動アシスト自転車に既定サイズのリヤカーを付けて配達します。
仕事の受注やキャンセルはすべてアプリで完結。アプリには配達先までのルートが表示される機能があるため、土地勘が無くても問題ありません。働く日や働く時間を自分で決められ気軽にチャレンジできる仕事です。
Amazon Flexで愛車とともに働こう｜自転車配達員も募集中
Amazon Flex（アマゾンフレックス）の軽貨物自動車配達員の車は、軽バンがおすすめです。どんな車を選ぶかで働きやすさも異なるため、この記事を参考にあなたにぴったりの愛車を見つけてください。購入が難しければリースもできます。
また、東京都にある墨田ステーションでは、より気軽に始められる自転車配達員も募集中。好きなときに働けて、好きなときに休める気軽さがAmazon Flexにはあります。きっとあなたに合った働き方ができるでしょう。
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