ウーバーイーツで生計を立てるシミュレーションやポイント・注意点を解説します。
2016年9月に日本国内でサービスが開始されて以降、ウーバーイーツは新しい働き方として注目を集めています。自由なスケジュール・時間で働けるのが最大のメリットで、今ではウーバーイーツの収入で生計を立てている配達員も存在します。しかし、ウーバーイーツ配達員は個人事業主として働くため、事務手続きなどは自身でする必要があります。ケガや病気のリスクに備えるのはもちろん、生計を立てるためには収入を安定させることが必要です。
↓↓↓全国で積極募集中のデリバリーバイト↓↓↓
>>【Uber Eats公式】配達スタッフ応募ページはこちら
Table of Contents
ウーバーイーツで生計を立てることは可能
結論として、ウーバーイーツで生計を立てることは可能です。例えば利用者の多いSNS「Twitter」では専業として働いている配達員が積極的に情報発信をしています。また、近年は動画投稿サイト「YouTube」でウーバーイーツのノウハウを公開する専業配達員も多いようです。
配達員全体として見ると専業で働いている人がどれくらいの数となるのかはわかりません。しかし、専業配達員の存在はウーバーイーツが一定の収入をえられる職業だという証明になっています。近年はフードデリバリーサービスの需要が高まっており、専業配達員として働きやすい環境が整っているのもポイントです。
1時間2件~3件の配達で最低賃金以上稼げる
ウーバーイーツの基本的な報酬は配達件数に応じて決まるので、配達すればするほど稼げる仕組みとなっています。具体的な報酬額は配達リクエストを受注しないとわかりませんが、例えばウーバーイーツの報酬ページには下記の例が記載されています。
- 報酬額350円(税込)※最低獲得報酬
- 所要時間12分(車移動)
- 移動距離1.9キロメートル(飲食店から注文先まで)
移動距離と所要時間は飲食店から注文先までが表示されるので、単純に12分で350円(税込)とはいかないかもしれません。しかし、最低獲得報酬より多く支払われる場合もありますし、1時間2件~3件の配達をすれば配達エリアの最低賃金以上稼ぐのは難しくないでしょう。
なおウーバーイーツでは追加報酬も提供されているため、配達エリアや時間帯を選べば短時間でも高報酬を狙うことができます。
市場規模は拡大傾向で配達員の需要も高い
ウーバーイーツを含むフードデリバリーサービスの市場規模は年々拡大しています。外食・中食市場情報サービスを提供するエヌピーディー・ジャパン株式会社は2016年からのデリバリー市場規模を調査・公開しています。
- 2016年:3,770億円
- 2017年:3,857億円
- 2018年:4,084億円
- 2019年:4,183億円
- 2020年:6,264億円
- 2021年:7,975億円(見込み)
2021年は特に増加比率が高く、前年比約27%増加となっていました。2020年以降に市場規模が増加したのは、新型コロナウィルスの感染拡大などが影響しています。今後は新型コロナウィルスが落ち着いてくる可能性もありますが、フードデリバリーサービスは既に重要な生活インフラとなっています。ウーバーイーツは日用品や雑貨の宅配など徐々にサービス内容を広げているため、需要が減る心配も少ないはずです。
↓↓↓全国で積極募集中のデリバリーバイト↓↓↓
>>【Uber Eats公式】配達スタッフ応募ページはこちら
平均給与からどれくらい働けばよいか計算する
生活スタイルや必要となる収入は配達員によって異なるでしょう。専業として働く場合に参考になるのが、国税庁が発表している民間給与実態統計調査です。2020年度分の調査では、会社員など給与所得者の平均給与は4,330,000円となっています。給与所得者の平均給与を月給にすると、1か月あたり約360,000円となります。経費を差し引く前のウーバーイーツの年間報酬や月給が給与所得者の平均に達せば、専業として働くことも十分可能だといえます。
都市部なら平均時給1,000円(税込)円以上となる
Twitterから東京都のウーバーイーツ配達員の収入報告をまとめました。
総報酬(税込) | オンライン時間 | 時給(税込) ※小数点以下切り捨て |
10,358円 (プロモーション1,401円) | 10時間30分 | 986円 |
17,429円 (プロモーション11,044円) | 5時間5分 | 3,417円 |
28,483円 (プロモーション13,765円) | 9時間29分 | 3,003円 |
2,623円 (プロモーション不明) | 2時間7分 | 1,239円 |
11,117円 (プロモーション1,025円) | 7時間45分 | 1,434円 |
19,280円 (プロモーション2,977円) | 12時間37分 | 1,528円 |
16,335円 (プロモーション3,985円) | 9時間58分 | 1,638円 |
配達車両の種類は分かりませんが、おおむね時給1,000円(税込)を超えていることが分かります。配達に慣れれば、令和3年10月1日からの東京都の最低賃金である1,041円(税込)は超えるのは難しくないでしょう。また、クエストやブースト、ピーク料金などの追加報酬が占める割合が多いのも特徴です。
1日あたり9時間以上働けば正規雇用と同等
週2日の休みで1か月22日働くと考えた場合、1日あたり約16,300円(税込)の報酬が必要となります。1日8時間働く場合は時給2.000円(税込)以上必要なので、あまり現実的ではありません。しかし、加盟店が多く、注文が多いエリアであれば安定して高報酬を狙うことも可能です。
東京都の例として出した時給1,638円(税込)が、月収360,000円のモデルとして最も近くなるでしょう。ただし、ウーバーイーツ配達員は経費を計上することで支払う税金を抑えることが可能です。また、土日祝日など需要が高まる日を狙えば平均時給以上稼ぐことは難しくないでしょう。
↓↓↓全国で積極募集中のデリバリーバイト↓↓↓
>>【Uber Eats公式】配達スタッフ応募ページはこちら
持続的に安定した収入をえるためのポイント
ウーバーイーツで持続的に安定した収入をえるには、配達エリアの加盟店を調べるとともに報酬や車両の仕組みについて理解しておく必要があります。
ウーバーイーツは2021年9月28日に全国47都道府県に進出しました。配達ができるサービスエリアは年々拡大しており、居住地域を問わず配達員になれるのがメリットです。一方、都道府県によってはサービスエリアの拡大が遅れていることもあるため、どの地域でも稼げるわけではありません。
ウーバーイーツ加盟店の多いエリアが稼ぎやすい
ウーバーイーツで専業として働くなら加盟店の多いエリアで配達をするのが重要です。地方と比較して都市部はウーバーイーツ加盟店が多く、比例して配達リクエストも増える傾向にあります。このため専業は都市部の方が有利となりますが、地方であっても配達エリア次第で高報酬を狙えます。
市内中心部など、地方でも飲食店が多い配達エリアが必ずあるはずです。直接確認するのもよいですが、ウーバーイーツ注文用アプリを利用すればスマートフォンから加盟店を調べることが可能です。配達エリアの加盟店数や人気の飲食店などを事前に調べれば、稼ぎやすいエリアを見つけられるはずです。
配達員の需要が高まる曜日や時間帯を知っておく
配達員の需要が高まる曜日や時間帯なら、ウーバーイーツの追加報酬であるプロモーションが発生する可能性があります。プロモーションは基本料金を倍増するブーストと、リアルタイムで発生するピーク料金の2つで構成されています。ブーストやピーク料金が発生しやすい曜日や時間帯は下記の通りです。
- 注文の多いエリア
- 週末や休日
- 昼や夕方~夜の食事時
- 悪天候で外出が難しい日
ブーストとピーク料金はUber Driverアプリを利用して確認が可能です。特にブーストは事前に倍率が公表されるため利用しやすいのが魅力です。エリアによっては1日通して働くと効率が落ちてしまう可能性もあるので、配達員の需要が高まる時間帯を狙って配達するのもおすすめです。
配達車両はエリアの状況によって使い分ける
ウーバーイーツでは下記3つの車両のいずれかを登録できます。
- 自転車(徒歩含む)
- バイク(125cc以下)
- 軽自動車やバイク(125cc超)
車両の変更には時間がかかるため、働き始める前に必ず配達エリアの確認をしておきましょう。例えば都市部など加盟店が密集している配達エリアなら自転車でも高報酬を狙えます。
逆に、地方など加盟店の少ないエリアでは長距離の配達依頼が来やすいバイクや軽自動車が適しています。ただし、専業として働く場合は配達時間が長くなりがちです。身体を壊しては本末転倒ですので、体力的・精神的に余裕のある軽自動車やバイクを利用するのがおすすめです。
↓↓↓全国で積極募集中のデリバリーバイト↓↓↓
>>【Uber Eats公式】配達スタッフ応募ページはこちら
ウーバーイーツ配達員で生計を立てる際の注意点
専業としてウーバーイーツ配達員になるなら、特に下記の3点に注意する必要があります。
- 税金を納めるための確定申告
- 社会保険など自身で手続きをするもの
- ケガや病気など働けないリスク
雇用契約を締結して働く場合は、社員やアルバイトに代わり会社が税金や社会保険の手続きをしてくれます。一方、個人事業主として働くウーバーイーツ配達員はすべての手続きを1人でしなければなりません。所得の計算や書類の管理、必要な情報の調査など事務的作業は時間と労力を要します。配達に支障が出ないよう、専業として働く前に知識を身に着けておくことが重要です。
専業で働くなら青色申告で確定申告がおすすめ
専業としてウーバーイーツ配達員をする場合、下記の条件で確定申告が必要です。
- 収入-経費=所得金額
- 所得金額-基礎控除48万円=課税所得
専業で配達員をすると収入が増えるため、経費を差し引いても課税所得が年間48万円以内となることはないはずです。将来的に確定申告が必要と考えると、開業届を提出して青色申告をするのがおすすめです。
青色申告をするためには、開業届と青色申告承認申請書を納税地の税務署に提出しておく必要があります。提出書類に貸借対照表が必要となるなど手間は増えますが、青色申告では事業所得から最大65万円の控除が受けられる「青色申告特別控除」が利用できます。青色申告をすれば税金や保険料が安くなりますし、帳簿作成時に配達員の収入をデータとしてまとめられるため配達エリア分析にも役立てられるでしょう。
正規雇用とは加入する社会保険が異なる
ウーバーイーツ配達員は個人事業主なので、会社員が対象となる雇用保険や厚生年金などの社会保険には加入できません。例えば会社員が加入する雇用保険は会社との労使折半となるため負担が軽く済みますし、ケガや病気の際は傷病手当金により給与のおよそ3分の2が支給されます、一方の個人事業主は原則として国民健康保険に加入しますが、全額自己負担で傷病手当金の支給もありません。また、個人事業主は国民年金にしか加入しないため将来的に貰える年金の額が会社員より少なくなります。ウーバーイーツ配達員に限らず、個人事業主は社会保険の面でデメリットが多いといえます。
ケガや病気など働けないリスクに備える
働き方改革推進などを理由に、2021年9月よりウーバーイーツ配達員も労働者災害補償保険(労災保険)の対象となりました。配達員の労災保険の加入は「労災保険への特別加入」と呼ばれ、配達中の事故はもちろん病気やケガで仕事を休んだ際にも補償を受けることができます。
費用は全額自己負担となりますが、保険給付額を算出する給付基礎日額は3,500円から25,000円の間で配達員自身が決めることができます。
- 給付基礎日額3,500円×365日×1.2%=年間保険料15,330円
給付基礎日額3,500円の場合、年間保険料は15,330円と負担を抑えることが可能です。ウーバーイーツ配達員になると無料の保険が適用されますが、補償の対象は限定的です。専業で働けないリスクに備えるなら労災の加入も検討しましょう。
↓↓↓全国で積極募集中のデリバリーバイト↓↓↓
>>【Uber Eats公式】配達スタッフ応募ページはこちら
ウーバーイーツの報酬体系は定期的に変更されている
ウーバーイーツの報酬体系は、2021年5月に新料金体系へと移行されました。新料金体系では配達料の仕組みが非公表となっており、配達リクエストが届くまで報酬を知ることはできません。このためウーバーイーツ配達員の中には「獲得報酬が下がった」と感じる方も多かったようです。一方、新料金体系となったことで報酬アップにプラスとなる要素も生まれました。ウーバーイーツで専業として働くなら、報酬の仕組みを理解しておくことが必要となるでしょう。
2021年からは最低報酬が300円(税込)に引き下げられた
2021年5月から始まった新料金体系より、最低報酬が300円(税込)に引き下げられました。スリーコインズ(スリコ)とも揶揄される最低報酬は、旧料金体系の頃から働いていた配達員を中心に不満を集めたようです。そもそも旧料金体系では基本の配送料が公表されており、エリアごとに報酬が決まる仕組みとなっていました。
受取料金:265円(税込)
受渡料金:125円(税込)
距離料金:60円/キロメートル(税込)
上記は東京の場合ですが、受取料金と受渡料金を基本としてさらに距離に応じて追加の報酬が発生するのが特徴です。旧料金体系と比較すると、新料金体系は配達員への配慮が足りていないともいえます。
アプリの情報表示など報酬アップにプラスの要素もある
報酬の仕組みが分かりづらくなった一方、新料金体系になったことで生まれたプラスの要素もあります。例えばUber Driverアプリでは新たに下記の表示機能が搭載されています。
- 飲食店の位置情報や店舗名
- 配達先の大まかな位置
- 配達完了時の予定配送料
- 配達完了までの距離・予測時間
2021年5月以前は、配達リクエストを受注するまで配達先の場所や時間を知ることはできませんでした。iPhone・AndroidなどスマートフォンのOSで多少違いはあったようですが、効率的に稼ぐ上では不便だったのは間違いありません。しかし、事前に飲食店や注文先などの情報が分かるため、短い距離の配達リクエストを中心に受注するなど便利な使い方が可能となっています。アプリの使い方によっては、新料金体系でも十分高報酬を狙えるはずです。
↓↓↓全国で積極募集中のデリバリーバイト↓↓↓
>>【Uber Eats公式】配達スタッフ応募ページはこちら
エリア選びや配達時間に気を配ればウーバーイーツで生計を立てることは可能
2016年のサービス開始から約6年となる現在では、ウーバーイーツで生計を立てている配達員の姿をSNSや動画投稿サイトで目にする機会が増えました。専業として働く配達員は情報発信にも積極的で、中には給与所得者の平均給与を超えている方も多いようです。
一方、安定した収入をえるにはポイントがありますし、専業として働く場合にはリスクに備えておく必要があります。専業で働くことを考えている方は、自身のエリアでどれくらいの収入を確保できるかシミュレーションしておきましょう。
UberEatsや出前館、menu、Wolt、DiDifoodや
ピザーラ、ピザハット、銀の皿、ケンタッキー、マクドナルドなど
全国25000件以上の求人を検索!
デリバリー配達員の求人検索なら「デリバリーバイトNAVI」