ライドシェア やばい という意見があるのは、利用者から見ると、タクシー運転手に比べて自家用車のドライバーに対する不安があるからです。
本記事では「ライドシェア やばい 」といわれる理由と、ライドシェアの働き方や始め方を解説します。
目次
ライドシェア やばい といわれる理由【利用者編】
まずは、利用者から見た「ライドシェア やばい 」といわれる理由を5つ紹介します。
タクシーとの違いが大きいため
利用者は、タクシーとライドシェアの違いが大きいと感じています。タクシー運転手には普通自動車第二種免許が必要ですが、ライドシェアの運転手には不要です。
主な違いについて、下表にまとめました。
項目 | タクシー運転手 | ライドシェア(自家用車)の運転手 |
---|---|---|
必要な運転免許証の種類 | 第二種運転免許 | 第一種または第二種運転免許 |
勤務時間など | 労働時間や休憩時間の規制あり | タクシー事業者はライドシェアの運転手の他業での勤務時間を把握 |
アルコールチェック | 義務付け | 点呼業務に含め乗車前にタクシー会社が行う |
経歴・資質 | 会社が管理 |
|
車両点検 | 日常点検と3カ月ごとの定期点検整備など | 自動車点検基準に基づき運行前点検と3カ月ごとの中間点検など |
事故発生時の対応 | タクシー会社対応 | 自動車事故報告規則に準じ対応 |
損害保険などの保証 | 事業者用の保険に加入義務付け | 大手損保4社がライドシェア専用保険などの開発に向けた動きあり |
参考:国土交通省「法人タクシー事業者による交通サービスを補完するための 地域の自家用車・一般ドライバーを活用した有償運送の許可に関する取扱いについて」
参考:旅客自動車運送事業運輸規則(第24条:点呼等)
国からのプレスリリースの遅れもあり、タクシーとライドシェアには大きな隔たりがあるかのように受け止められていますが、原則としてライドシェアは、タクシー事業者に準じた対応を進めています。
強盗・性被害など事件に発展するリスクがあるため
ライドシェアでは、ドライバーによる強盗・性被害など事件に発展するリスクがあるといわれています。
ライドシェアを導入した海外では、ドライバーによる下記のような犯罪が発生しています。
- 強盗・殺人
- 性被害
- 女性客に対する現金の要求・暴行容疑
ドライバーは利用者から起訴され、逮捕されています。日本国内においても、事件に発展する可能性はあるでしょう。
国内においては、ライドシェアのドライバーは、運転者証明を発行・携行しなくてはなりません。運転者証明に記載されている項目は、次の通りです。
- 事業者の名称
- 自家用車ドライバーの氏名
- 運転免許証の有効期限、作成年月日 など
ライドシェアの車内は密閉された空間であるため、犯罪発のリスクは否定できないでしょう。
飲酒運転や薬物使用など危険運転のリスクがあるため
飲酒運転や薬物使用をしている者の運転は、危険な運転の代表例です。
飲酒運転で事故を起こさないために、タクシー会社はタクシー運転手にアルコールチェックを毎日行っています。「ライドシェア やばい 」といわれますが、ライドシェアの運転手に対しても、点呼業務の際に乗車前にタクシー会社がアルコールチェックを行います。
薬物使用は、タクシー運転手・ライドシェアの運転手にかかわらず、決して許されることではありません。運転手は乗客の命にかかわる職業であるため、なおさらです。
台風や大雨のときは運賃が高くなる可能性があるため
台風や大雨などの荒天時には、運賃が高くなる可能性があるのではと不安に思う方も多いでしょう。台風・積雪などで公共交通機関の電車などが運休すれば、タクシー乗り場には長い行列ができています。
ライドシェアの有償運送制度の目的は、地域交通の移動不足の解消を目的としているため、運賃・料金はタクシー事業者の事前確定運賃制度に準じるとされています。従って、台風や大雨が理由で運賃が高くなることは考えにくいです。
今後は安全確保を定期的に確認しつつ、適切な時期に見直しが行われる予定です。国の動きを注視していく必要があるでしょう。
事故発生時に補償が受けられない可能性があるため
ライドシェアは、事故発生時に補償を受けられない可能性があるのでは、という思いがあり、「ライドシェア やばい 」といわれるのかもしれません。
ライドシェアで事故を起こした場合、自動車事故報告規則に準じて対応することになっています。
また、大手損害保険会社の4社には、ライドシェア専用保険などの開発に向けた動きも見られます(2024年4月19日現在)。今後の動きから目を離さないようにしましょう。
詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
ライド シェア 問題 点 は?デメリット・リスク・解決策・今後の展望を解説
ライドシェア やばい といわれる理由【ドライバー編】
ここからは、ライドシェアの運転手から見た「ライドシェア やばい 」といわれる理由を3つ紹介します。
利用者とのトラブルに巻き込まれる可能性があるため
乗客の中には泥酔している人もいるため、暴言をはかれたり、暴行を受けたりする恐れがあります。自家用車の中で嘔吐(おうと)される、故意でなくても車に傷を付けられるなど、利用者とのトラブルに巻き込まれる可能性もあるでしょう。
トラブルに備えて、自家用車も「運行記録計」によって管理しています。運行記録計の設置が困難なケースでは、GPS(全地球測位システム)機能に対応したスマートフォンとドライブレコーダーで対応することになっています。
利用者とのトラブルに巻き込まれないために、接客時の言動には気を付けてください。
収入が安定しにくく、報酬が減る可能性があるため
ライドシェアは収入が安定しにくく、報酬が減るのではと心配するライドシェアの運転手もいるでしょう。乗客は配車アプリを使って乗車前に運賃が確定するため、渋滞の場合でも、通常のタクシーのようにメーターが上がって料金が加算されることはありません。
ただし、報酬は出来高制でなく時給制のため、勤務した時間に応じた収入があります。乗客を探しながらの「流し運転」をする必要がないのは、ライドシェアの運転手にとって安心材料でしょう。
また、支払いはキャッシュレスのみのため、現金を扱う必要はありません。
失職した場合に補償が受けられない可能性があるため
ライドシェアの運転手が職を失ったときに補償が受けられなければ、大きなリスクを伴います。ライドシェアのプラットフォーマーであるタクシー事業者が、サービスを停止してしまった場合補償が受けられなくなる可能性があります。
失職した場合の対応については、応募する時点で確認しておきましょう。失業手当を受けるためには、原則として離職日前の2年間に、雇用保険被保険者である期間が12カ月以上は必要です。
副業していればリスクヘッジにもなりますが、現時点で、ライドシェアの運転手は、タクシー事業者に雇用されている必要があります。就業規則が副業禁止でないか、確認しておいた方がいいでしょう。
詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
ライド シェア 問題 点 は?デメリット・リスク・解決策・今後の展望を解説
ライドシェア やばい 上に きつい?
ライドシェアの働き方や仕事内容についてはSNS上で、長時間の運転や泥酔客の相手をするのがきついという意見もあります。
神奈川県三浦市では、2024年4月17日からライドシェア「かなライド@みうら」の実証実験が始まりました。ライドシェアの運転手によると、配車の依頼を自宅や市内の専用待機場所で待つことができるようです。配車アプリを使い、空き時間を有効に活用しています。
ライドシェアは、全国的にはタクシー会社が主体となっていますが、神奈川県内では最初は県や市が関与して実証実験を行っています。実証実験の後、いずれは運営会社をタクシー会社に移行する予定です。
事業継続のためには、最初のうちは行政が支援して、ドライバー・タクシー会社に一度に負担をかけずにドライバーの確保をしていくことが重要と考えています。
参考記事:三浦市「かなライド@みうら」
ライドシェア 始め方 は?
ここでは、ライドシェアのドライバーを募集している以下3社での、仕事の始め方を見ていきましょう。
- Goジョブ
- 日本交通
- 三和交通
応募に際しては、第一種運転免許の取得後1年以上経過し、運転するのが好きな方であれば原則として特別な資格は不要です。
Goジョブ
Goジョブでは、正社員またはパートタイムのアプリドライバーを募集しています。
採用までの手順は以下の通りです。
- 電話・LINE・ウェブサイトから申し込み
- 最短で翌日に面接
- 無料相談:勤務形態・通勤時間の希望・給与の希望などをヒアリング
- 応募者に適した求人情報を提案
Goジョブは、アドバイザーが応募者全員と事前相談を実施しています。マッチング率は高く、エントリー後の採用は最短で6日の実績があります。
参考:GOジョブ
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>>【ライドシェア】タクシーアプリ『GO』応募ページはこちら
日本交通
日本交通では、ライドシェアドライバーを募集しています。
採用までの流れは以下の通りです。
- 約30分のオンライン面接で、使用する車・就業可能時間・希望エリアを確認
- 葛西営業所で対面での2次面接を実施、使用する車を整備スタッフが確認(面接終了後に健康診断を実施することもある)
- 採用されれば最短で翌日から乗務可能
副業としても勤務できますが、条件があるため、応募時に就業状況を知らせる必要があります。採用されれば、ドライブレコーダーを無償で付けてもらえます。
参考:日本交通
三和交通
三和交通では、ライドシェアのスターティングメンバーを募集しています。現時点では、東京・神奈川・埼玉エリアを想定しており、勤務地は東京23区・多摩地区・横浜・埼玉の予定です。
東京・神奈川・埼玉近辺に住まいがあり、新しいサービスに興味のある方を募集しているので、ウェブサイトを確認してみてください。問い合わせをすれば、勤務体系などの最新情報を知ることができます。
詳細な内容については、今後公開予定です。
参考:三和交通
ライドシェア やばい ? 知識まとめ
「ライドシェア やばい 」といわれていますが、安心して利用してもらうため、ライドシェアの運転手にも、アルコールチェック・車両点検などタクシー事業者に準じた対応が進められています。
神奈川県三浦市では2024年4月17日からライドシェアの実証実験が始まり、ライドシェアの運転手は空き時間を有効に活用しています。
GOジョブではサイトからもドライバーを募集しているので、興味のある方は問い合わせてみましょう。
↓↓↓ 積極募集中↓↓↓