配達員のおすすめはどこ?フードデリバリーバイト11社を紹介

配達員のおすすめはどこ?フードデリバリーバイト11社を紹介

配達員として仕事をするのにおすすめのフードデリバリーサービス11社をご紹介します。

フードデリバリー市場は2020年を契機として急拡大し、今や10本の指では数え切れないほどのサービスが国内でも展開され、戦国時代の様相を呈しています。

少し前まではフードデリバリーで稼ぐといえばUber Eatsのほかに選ぶ余地がありませんでしたが、類似のサービスが増加して人材争奪も激しさを増している今あらためてチェックしてみると、より稼ぎやすく、自分に合った働き口が見つかるかもしれません。

おすすめのフードデリバリーバイト11選

おすすめのフードデリバリーバイト11選

ご紹介するおすすめのフードデリバリーサービスは以下の11社です。

  • 出前館
  • Uber Eats
  • menu
  • DiDi Food
  • foodpanda
  • Wolt
  • DoorDash
  • Chompy
  • anyCarry
  • X TABLE
  • Sugu

国内の2強サービスであるUber Eatsと出前館に加え、利用者数も配達員数も急激に伸ばしている話題のmenu、DiDi Food、foodpandaもピックアップしました。また、テスト稼働中で今後の正式サービスが楽しみなサービスもいくつか掲載し、それぞれに解説を加えました。

出前館

出前館

出前館(デマエカン)は最も稼ぎやすく、しかも働きやすいと人気のフードデリバリーサービスです。稼ぎやすい理由は純粋に報酬単価が圧倒的に高いから。配達日時や地域によっても異なりますが、たった1件の配達で最大1,640円の報酬が得られるため、月の売上が100万円近くになる人が続出しています。

高単価と聞くと「遠いところへの配達が中心なのでは」と勘ぐってしまいますが、平均的な配達距離は約1.7kmと比較的短めで、1件あたり約20分で配達可能です。例えば報酬単価が1,500円の優良案件を1時間で2件こなせたとすると、それだけで時給は3,000円にもなり、高収入が期待できます。

出前館は日本のフードデリバリー業界のなかで最古参であり、テレビCMなどのメディア露出も多いため、世間に広く認知されています。安定して配達依頼が入るだけでなく、配達時にユーザーに与える印象もよく、それが働きやすさにつながっています。

日本企業ゆえのサポートの手厚さにも注目で、万が一の配達トラブル時にも出前館のスタッフがフォローしてくれますし、配達のコツや注意点を学べる動画コンテンツも用意されており、初めての方でも安心して仕事を始められます。

2021年10月に株式会社ショッパーズアイがおこなったフードデリバリー主要4サービスを対象にした配達員満足度調査では、総合満足度、報酬満足度、サポート満足度でそれぞれNo.1に輝き、3冠を獲得しています。

なお、出前館の配達員の働き方には「直契約型(アルバイト契約)」と「業務委託型」の2種類があり、ここまでの解説は業務委託型について述べています。Uber Eatsの配達員と同じでシフトなどの時間的拘束がなく、働く時間や場所を自由に選べて気軽に働ける一方、配達を頑張った分だけ報酬も上がる、やりがいを感じやすい働き方です。

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Uber Eats

Uber Eats

Uber Eats(ウーバーイーツ)は、フードデリバリーバイトをはじめてやる方に特におすすめしたいサービスです。報酬単価だけでいえば他サービスに劣ることもありますが、配達エリアが広く、配達依頼も入りやすいため、時間のロスが少なく、安定した収入を得ることができるからです。

フードデリバリーサービスとしての知名度・認知度が高く、代名詞的な存在です。日本でのサービス開始は2016年9月と古く、加盟店数も非常に多いので注文の数が多くて安定しています。

2021年9月には47都道府県でのサービスを開始し、配達エリアが他サービスに比べて広いです。移動距離が比較的短いので効率がよく、自宅が提供エリア内であれば、配達依頼が入るのを自宅で待つことができるので時間を無駄にしません。

東京23区内では自転車やバイクに加え徒歩での配達も可能であり、全国に拡大すべく試験運用が開始されています。また、配達員の数は全国で10万人以上もいるとされ、ノウハウやトラブル時の解決法を書籍やインターネットから簡単に入手できるので、はじめてのデリバリーバイトでも安心して始められるでしょう。

2021年5月に報酬システムが見直されたことで報酬単価が大幅に減少しましたが、注文数の多さやエリアの広さからくる仕事の請け負いやすさを考えれば、稼ぎやすさはまだまだ最高水準といえます。

インセンティブと呼ばれる追加報酬を効率よく獲得することで収入を底上げすることも可能で、本格的に稼ぎたい中~上級者からも支持を得ています。

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menu

menu

menu(メニュー)は、Uber Eats同様、47都道府県に対応し、配達エリアがとても広いです。サービス開始は2020年4月とまだそれほど経っていませんが、2021年11月時点での加盟店数は76,000店と出前館に迫る勢いで急速に拡大しており、始めやすさと仕事の請け負いやすさの両面で定評があります。

特徴的なのは、長距離配達が優遇されている点です。バイクでの配達が可能な方であれば、他サービスの配達をおこなうよりも好条件で仕事を請け負えるでしょう。

インセンティブも充実しており、報酬の底上げとモチベーションの維持が可能です。まるでゲームのように配達するごとに経験値が貯まり、ランクアップによって追加報酬が得られる仕組みです。ランクが上がれば上がるほど稼ぎやすくなるため、menuに特化して働く人も増えてきているといいます。

東京に拠点を置くmenu株式会社が運営する国産のフードデリバリーサービスであり、注文時に使用するアプリの使い勝手がよいと評判です。一般的に店舗のユーザーレビューしか表示されないところ、menuのアプリでは料理ごとのレビューが表示され、初回注文時の失敗を防いでくれます。配達員には直接影響しない部分ではありますが、配達時のトラブル防止には一役買っているでしょう。

DiDi Food

DiDi Food

DiDi Food(ディディフード)は、中国発のフードデリバリーサービスで、日本では2020年に大阪でサービスを開始。現在の配達エリアは、宮城県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県、広島県、福岡県、沖縄県の8エリアとなっており、今後は、奈良県、静岡県、北海道、東京都でも提供が予定されています。主に西日本に広く展開しており、他サービスではエリア化されていない場所でも仕事が請け負える可能性があります。

配車サービスを運営する会社を母体に持つところはUber Eatsと同じです。アプリの使い勝手やインセンティブの仕組みもUber Eatsと共通する部分が多くあり、Uber Eatsと掛け持ちして働きやすいのがポイントです。

ユニークなのは配達車両を複数登録できること。その時の天候や配達場所までの距離、交通状況などに応じて、自転車、バイク、自動車を使い分けることができるのは大きなメリットでしょう。

注文時に使えるクーポンを大々的に配布することでも有名で、配達エリアは狭いものの、エリア内では配達依頼が頻発します。稼働までは最短2日なため、早く稼ぎたい方にもおすすめのサービスです。

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foodpanda

foodpanda

foodpanda(フードパンダ)はドイツ発のフードデリバリーで、日本では2020年9月にサービスが開始されました。これまで紹介したフードデリバリーサービスと異なりシフト制を採用しています。

ほかの一般的なバイトと同じように時間的な拘束がある分、最低時給制度が用意されており、仕事がまったくないときでもある程度の収入が得られるのがメリット。フードデリバリーの仕事をしてみたいが歩合制が合わないという場合に候補になります。

配達エリアは21都道府県27都市と、他サービスと比べて狭めです。

Wolt

Wolt

Wolt(ウォルト)はフィンランド発のフードデリバリーサービスで、日本では2020年3月から広島で運用が開始されています。中国、四国、九州に広く展開していますが、元々が雪国の配達から始まったということもあり、北海道や東北地方の寒いエリアのカバー率も高いのが特徴です。

Woltにはオンライン時間保証という制度があり、これは事前に稼働予約しておくことで、配達件数が少なかった場合でも時給を保証するものです。例えば保証金額が1,000円の場合、1時間で700円しか稼げなくても差額の300円が補填される仕組みです。ただし予約枠は限られており、予約が取れなければ保証は受けられません。

Weeklyボーナスというインセンティブが用意されており、1週間で配達した件数に応じて自動的に追加報酬が得られます。自動で得られるところがミソです。

注文者向け、配達者向けの両方のサポート体制がしっかりしている点も高く評価されています。

DoorDash

DoorDash

DoorDash(ドアダッシュ)はアメリカ発のフードデリバリーサービスで、日本では2021年6月より宮城県、埼玉県、岡山県、北海道の一部地域でサービスを開始しています。

国内では後発にあたりますが、出身国のアメリカではUber Eatsを抑えてナンバーワンのシェアを誇ります。上記Waltを買収することが決定しており、世界的に見ても業界で最も勢いのある企業と言っても言い過ぎではありません。日本では2021年年内に10都市以上の地域に進出予定とのうわさもあり、激戦区への進出を果たせば一気に知名度やシェアを広げる可能性があります。

報酬単価についてのデータはまだ出揃っていませんが、すでに配達を経験した人からは業界最高クラスの報酬が得られたという話も出ており、新たな稼ぎ口として期待できます。配達エリアの近くに住んでいる方は、一度試して見る価値はあるでしょう。

Chompy

Chompy

Chompy(チョンピー)は日本発のフードデリバリーサービスで、スタートアップ企業のひとつでもあります。2020年2月から試験的に東京でサービスが開始されました。

都市特化型サービスと呼ばれており、配達エリアがかなり限定されています。具体的には、東京都渋谷区・世田谷区・新宿区・港区・目黒区・中野区・品川区・千代田区・杉並区の9エリアです。今後はエリア拡大が課題となるでしょう。

チャレンジと呼ばれる制度があり、最低時給が保証されています。条件をクリアした人限定で、約1,300~1,500円が保証されるのはうれしいメリット。依頼が入らなくても安定した収入が得られ、サポート面の評価も高いので、安心して働ける印象です。

anyCarry

anyCarry

anyCarry(エニキャリ)は渋谷区・新宿区・港区などの都心部限定で展開しているフードデリバリーサービスです。2019年からサービスを提供しています。

料理だけではなく小物家電や本も配達しているのが大きな特徴。直雇用のアルバイトがメインであり、時給+インセンティブの給料システムを採用しています。

一般的なアルバイトのような働き方となりますが、時給制で安定して、確実に稼ぎたいときには候補になりうるサービスです。ただし配達エリアは今のところかなり狭いので、試せる人は限定されます。

X TABLE

X TABLE

X TABLE(クロステーブル)は東京の一部エリア(渋谷・広尾・恵比寿・六本木)で展開されているフードデリバリーサービスです。独自のグルメ情報でお店選びを徹底しているとのことで、厳選された人気のレストランが加盟店の中心となる模様です。

まだ実証試験段階にあり、現在は配達員の募集が停止されています。実証試験中に配達を経験した人からは、基本報酬は低めなものの1,000円以上の追加報酬が入ることもあったという報告があり、期待せずにはいられません。

配達の仕方は、働ける時間を登録して配達依頼を待ち、依頼が入り次第お店で料理を受け取り、注文者へ届けるという流れです。一度時間を登録するというところがUber Eatsなどの一般的なサービスとの違いですが、1時間だけでも・休日だけでもOKで、学校や別の仕事との両立も可能とのことなので、自由度は遜色ないようです。

配達員へのサポートが充実しており、配達中のトラブルへの対応はもちろん、配達中の対人・対物事故に対する補償や、配達員の傷害補償、輸送具の破損の修理・買換え費用などを保証する制度も提供されます

Sugu

Sugu

Sugu(スグ)は、2021年から名古屋市で試験的に開始されたフードデリバリーサービスです。コロナ禍が影響したのか、本格サービスのスタートは遅れている模様。アプリも公式サイトもまだ公開されておらず、全体像が把握できない謎だらけのサービスです。会社規模は小さいと予想されており、当面は名古屋限定で提供されるのかもしれません。

配達バッグに猿のマークが入っているのが印象的で、名古屋ではこのバッグを背負った配達員が度々目撃されており、一時期SNSでも話題になったそうです。

運営会社は株式会社SUGU。Google検索すると、運営会社が公開していると思われる一枚の資料がヒットします。それによると、配達方法は自転車、バイク、軽自動車の3種に対応。アプリで欲しい物を検索し、配達場所と時間を指定すれば配達員が届けてくれるというありきたりなスタイルです。続報を待ちましょう。

地域別のおすすめは?

地域別のおすすめは?

ここでは地域別におすすめのフードデリバリーサービスをご紹介します。

どのサービスにも得意とする地域があり、期待する報酬を得るためにはどの地域で働くかが重要なポイントです。なかには地域限定のサービスもあるため、まずはどのサービスが、どこのエリアで一番活躍しているのかを確認しましょう。

  • 北海道・東北地方

北海道や東北地方でフードデリバリーを始めるなら、おすすめはUber Eatsかmenuです。ほかのフードデリバリーでは対応していないエリアが多いためです。また、加入店舗数も多い2サービスなので、注文件数にも期待できます。もしバイトを掛け持ちで登録するなら、東北の青森・山形・秋田・岩手ではWoltがよいでしょう。北海道・宮城では、foodpandaも候補です。

  • 関東地方

関東ではUber Eatsか出前館がおすすめです。ほかのフードデリバリーと比べても、Uber Eatsと出前館は圧倒的に注文数が多いです。特に東京に住んでいる方は、Uber Eatsと出前館をすでに登録済の方も多いでしょう。Uber Eatsと出前館だけでも収入は見込めますが、もしさらに報酬をアップさせたいときにはバイトの掛け持ちもおすすめで、foodpandaやmenuを選ぶとよいです。

  • 中部地方

中部地方のフードデリバリーなら、Uber Eatsかmenuを選んでおきましょう。または出前館も候補に入れて、報酬アップを狙うのがおすすめです。Uber Eats、menuともに、対応エリアが広いことが特徴なので、中部地方でも問題なく働けます。またUber Eats、menu、出前館は、共通のバッグが使えるので、3つを同時に掛け持ちで働く方も多いです。

  • 近畿地方

近畿地方でフードデリバリーを探すときには、Uber EatsかDiDi Foodを選びましょう。特ににDiDi Foodは、大阪や京都・兵庫のみに限定されるサービスなので、ほかのフードデリバリーよりも依頼件数が多くなる可能性が大きいです。もしDiDi FoodやUber Eats以外にも掛け持ちしてバイトをしたいなら、出前館、menuなどに登録しておきましょう。報酬もアップし働く意欲が湧いてきます。稼げる度合いに大きな差はありませんが、地域差を活かすのがフードデリバリーで稼ぐコツです。

  • 中国・四国地方

中国・四国地方でフードデリバリーのバイトを探すなら、Uber Eatsかmenuを選ぶのがおすすめです。なぜなら中国地方や四国地方には、対応するフードデリバリーが少ないからです。全国展開をしている企業でないと稼げないかもしれません。掛け持ちを考えてるならfoodpandaです。空き時間も有効に活用できるためおすすめです。

  • 九州・沖縄地方

九州・沖縄地方ならUber Eatsか出前館に登録してみましょう。ただし出前館は未対応のエリアがあるため、登録前に詳細を確認する必要があります。対応エリアであれば、出前館は報酬単価が高いため登録するメリットは大きいでしょう。また福岡県や沖縄でフードデリバリーを開始するなら、DiDi Foodも同時に登録するのがおすすめです。報酬単価も高く、安定した注文が入るDiDi Foodなら九州や沖縄でもしっかり稼げるでしょう。

バイト先を選ぶポイント

バイト先を選ぶポイント

フードデリバリーのバイト先を探すなら、まず住んでいる場所に近いエリアの配達が可能か、報酬単価は高いかなどをチェックしましょう。また、配達の依頼件数が多いか、稼ぎやすいか、対応エリアはどこか、報酬体系はどうかなどもポイントです。

特にフードデリバリーの配達では、対応エリアによって報酬額が大きく違います。より稼ぐためには地域の選定は重要です。以下でフードデリバリーでバイト先を選ぶときのポイントを6つご紹介します。

住んでいる場所に近いエリアを選択

フードデリバリーを選ぶときには、なるべく自分が住んでいる場所に近いエリアを選択することが大切です。配達のためだけに遠くに移動するとなると移動費が余分にかかり、効率的よく稼げません。住んでいる地域であれば、住所がわからなくなる失敗も防げるうえに、近道のルートなどもわかります。

募集エリアは随時変わっていくものなので、アプリを確認し、エリアの拡大情報などは逐一チェックするようにしましょう。

報酬金額で選択

1件あたりの報酬金額は、各フードデリバリーサービスで大きく異なります。一応の目安として、1件あたりの報酬は相場が400~600円ほどとなっています。

インセンティブ(追加報酬)が充実しているかどうかも比較ポイントです。また固定報酬の出前館などのサービスの方が、Uber Eatsなどの完全歩合制より、報酬が高くなる可能性があります。

まずは報酬の種類が給料制か歩合制かを確認したうえで、どのような追加報酬が見込めるのかも合わせて確認しましょう。

報酬金額で選択

配達の依頼件数で選択

いくら基本報酬が高かったとしても仕事がこなければ収入には結び付かないので、配達依頼件数がどの程度見込めるかも、選ぶうえで重要なポイントです。配達依頼件数は地域やバイト先でも違いますが、迷ったらUber Eatsがおすすめです。

Uber Eatsは全国展開していることもあり、配達依頼件数もほかのバイトと比べて多めです。知名度が高いサービスほど注文件数が多い傾向なので、人気のフードデリバリーサービスを選ぶのが無難です。

ほかのフードデリバリーと比べても件数に3倍近い差があるため、Uber Eatsはぜひ登録しておきましょう。状況に応じて掛け持ちをするのがおすすめです。

稼ぎやすさで選択

稼ぎやすさはそれぞれでかなり違います。選ぶときにはトータルで見ることが大切で、例えば1件あたりの報酬単価の違い・注文の入りやすさを確認しましょう。また配達距離は短いのか長いのか、インセンティブが発生するのかは必ず確認しておきましょう。

もし1件あたりの単価が高かったとしても、長距離配達では数をこなせないので非効率です。逆に短距離でも依頼件数が多ければ、トータルでは有利に働くこともあるでしょう。単価だけをみるのではなく、実際に働く場面をシミュレーションしておくのもおすすめです。

働きやすさで選択

働きやすいかどうかもチェックします。どれだけ報酬単価が高く依頼件数も多い仕事であっても、働きやすくないと長く続けることはできません。働きにくいとそれだけでストレスが溜まるうえに、仮にトラブルがあったときにも対応してもらえない可能性もあります。

もしバイト先で働きやすさを重視するなら、サポート体制がしっかりしているか、アプリが使いやすいかをチェックしてください。サポートがしっかりしているバイト先なら、アプリの使い方も教えてもらえます。また万が一事故を起こしたときにも、親身に相談に乗ってくれる可能性が高いでしょう。

働きやすさで選択

対応エリアで選択

エリア選択は非常に重要です。まずどの地域に配達が可能なのか、得意とするエリアが近くにあるかどうかも確認しましょう。

得意な地域があれば注文件数も多くなり、注文者から高評価を得られる可能性も高まります。もし住んでいないエリアの配達を請け負っても、余分に交通費がかかる可能性を考えるとおすすめできません。

報酬体系で選択

フードデリバリーサービスでは、報酬体系は「歩合制(出来高制)」と「シフト制」の2種に大別されます。歩合制の代表例はUber Eatsで、シフト制の代表例には出前館、foodpandaがあります。歩合制では注文が多くあれば、配達した分が報酬になり時間拘束がない点はメリットです。そのためほかのバイトとの掛け持ちも可能であり、より稼げる可能性も高まります。

一方シフト制では、通常のアルバイトと同じように時給が決まっています。たとえ配達件数が少なくても、一定の給料が入るのはメリットです。また曜日や天候などにも左右されないため、安定さを求めるならシフト制の方がよいでしょう。

安定さを求めるか、または報酬アップを狙うかでも選び方は変わります。

条件ごとの比較ポイント

条件ごとの比較ポイント

条件ごとの比較ポイントをまとめました。フードデリバリーサービスでは報酬システム・チップの有無・振込方法・補償内容・配達バッグの種類などの比較対象があります。報酬システムやチップ、振込方法は給料に直結する部分です。また、万が一事故がおきたときの補償内容も重要なポイントでしょう。

報酬システムの比較

代表的なフードデリバリーサービスの報酬システムを下表にまとめました。配達のどのステップで報酬が発生するかを知っておくことは、効率よく配達を行うために重要です。

【報酬システム一覧】

Uber Eats※Uber Eatsの報酬の詳細な内訳は2021年5月より非公開となりました。
報酬額 = 配送料 – サービス手数料 + インセンティブ
配送料 = 基本金額(受取料金 + 受渡料金 + 距離料金 + 時間料金) + 配達調整金
出前館(業務委託型)関東(東京/千葉/埼玉/神奈川)・・・715円/1件
それ以外のエリア・・・660円/1件
沖縄エリア・・・550円/1件
menu報酬額 = 基本報酬 – サービス手数料 + インセンティブ
基本報酬 = 受取・受渡料金 + 距離料金受取・受渡料金:1件につき260円
距離料金:1km20円~

注文者からの感謝の気持ち(心付け)である「チップ」は、出前館のようにシステム自体がない場合もあります。また、注文者によって獲得できるチップの金額はマチマチです。

【チップ制度一覧】

Uber Eats注文金額の5%、10%、15%、20%から選択
または任意の金額を手動入力
※ただし、注文金額の2倍まで
出前館(業務委託型)チップシステムなし
menu 100円、200円、500円から選択
または任意の金額(手動入力)

報酬の支払い方法は、Uber Eatsが週払いで、出前館は月に2回、menuは好きなタイミングで出金申請し、10分程で振り込みがおこなわれる形です。即日に報酬が手に入るのはmenuならではの魅力です。ただし、出金金額や回数によっては手数料がかかる点に要注意です。

【報酬支払方法一覧】

Uber Eats毎週月曜日の午前4時締め
翌週の水曜日以降に指定口座へ振り込み(週払い
出前館(業務委託型)1日から15日までと16日から月末までの2度締め
締め日から5営業日までに支払い
menu好きなタイミングで出金

※ただし出金金額が20,000円未満の場合は手数料400円がかかる。また、月4回まで手数料無料。5回目以降は400円。1回あたりの下限は400円、上限は1,000,000円。

報酬システムの比較

補償内容で比較

補償内容はかなり複雑ですが、こちらも代表的な3社を比較し表でご紹介します。ほぼ同じ内容の補償が適用されることがわかります。

【補償内容一覧】

Uber Eats・医療見舞金:上限50万円まで
・死亡見舞金:1,000万円の一時金(相続人)
・葬式費用:上限100万円まで
・後遺障害見舞金:1,000万円の一時金(最大)
・入院見舞金:1日あたり7,500円(60日上限)
出前館(業務委託型)・医療見舞金:任意保険(義務化)
・死亡見舞金:1,000万円の一時金(相続人)
・葬式費用:上限100万円まで
・後遺障害見舞金:1,000万円の一時金(最大)
・入院見舞金:1日あたり7,500円(60日上限)
menu・医療見舞金:40万円(最大)
・死亡見舞金:1,000万円の一時金(相続人)
・葬式費用:上限100万円まで
・後遺障害見舞金:1,000万円の一時金(最大)
・入院見舞金:1日あたり7,500円(30日上限)

配達バッグの種類で比較

フードデリバリーサービスで必要不可欠な配達バッグは、自前のバッグが利用可能なケースもあります。自前バッグを使うメリットは、安価に手に入ることと、自分で好きなバッグを選べることです。また、企業ロゴが入らないため、普段使用も可能です。

対して自前バッグのデメリットには、加盟店や注文者にわかりづらく、最悪の場合、料理の受け渡しを拒否される可能性がある点です。注文者からの低評価を防ぐには、専用のバッグを使用するのがよいでしょう。

Uber Eats専用のバッグはインターネット注文でも手に入り、専用でなくても配達に特化したバッグなども探せばあります。もし選ぶのに迷ったときには「ウーバーイーツリュック」「Cherrboll デリバリーバッグ」などでGoogle検索し、評判のよいものを検討してください。

【配達バッグの種類一覧】

Uber Eatsバッグの貸し出しは中止
専用バッグの販売あり
任意のバッグの使用が認められているが、断熱性・防水性に優れた配達用バッグであることが条件
出前館バッグの貸し出しなし
専用バッグの販売なし
35~45リットルのものが条件
menuバッグの貸し出しなし
専用バッグの販売あり
条件は特になし

配達員を募集しているエリアで比較

対応エリアが広いのはUber Eatsとmenuです。市区町村ごとの細かな対応状況を確認することで、真のカバー率がわかります。

【対応エリア一覧】

Uber Eats北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄(47)
出前館北海道、岩手、秋田、山形、宮城、福島、茨城、東京、神奈川、千葉、埼玉、富山、石川、福井、新潟、静岡、岐阜、愛知、大阪府、京都府、兵庫、滋賀、三重、奈良、広島、岡山、福岡、熊本、佐賀、長崎、鹿児島、沖縄(32)
menu北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄(47)

働き方はアルバイトと個人事業主の2種類

フードデリバリーの働き方はアルバイトと個人事業主の2種類

フードデリバリーサービスの働き方には、アルバイトとして雇用されて働くスタイルと、個人事業主として業務委託を受けて働くスタイルの2種類があります。どちらにもメリット・デメリットがあるので、自分に向いた働き方を選びましょう。

アルバイト(直雇用型)はどのような人におすすめ?

アルバイトの形で働くのに適しているのは、毎月安定した収入を得たいと考えている人です。

フードデリバリーのアルバイトは基本的に時給制であり、決められた日時や曜日、あるいは自分の都合に合わせて決めたスケジュールで働けば、配達数などの成果によらず、働いた時間に応じた給料が得られます。

勤務先によっては制服の着用が義務付けられていたり、ある程度時間的な拘束を受けることがありますが、交通費や車両、配達に必要なバッグなどのアイテムが支給されることもあり、あれこれ自分自身で考えたり用意したりしなくても働くのに適した環境が与えられる場合がほとんどです。また、リーダーや正社員へのステップアップ制度が設けられていることもあり、モチベーションがあがります。

アルバイトで配達できる主なフードデリバリーサービスは、出前館、foodpanda、anyCarryがあります。

個人事業主(業務委託型)はどのような人におすすめ?

個人事業主の形で働くのに適しているのは、より自由な働き方を望む人や、最大の収入を望む人です。

一番のメリットは、服装や働く時間帯を自由に決められる点です。本業や学業のちょっとしたスキマ時間に働いて副収入やお小遣いを得ることも可能です。

また給料は基本的に歩合制(出来高制)であり、配達件数や配達距離などの成果に応じて金額が決定される仕組みです。アルバイトのように「何時間働いていくら」という決まりがないため、悪天候や体調不良などにより働けない期間があると収入は下がりますが、逆に勤務時間や配達件数に上限がないため、体力が続く限り働き続ける(稼ぎ続ける)ことも可能ですし、独自のノウハウを展開して効率よく配達をこなし、利益の最大化を図ることも可能です。

個人事業主として配達できる主なフードデリバリーサービスは、Uber Eats、出前館、menu、Woltなどです。お気付きのとおり、出前館の配達員は、直雇用型と業務委託型の2種類から選べるようになっています。

どこの配達員をやるかじっくり検討したい

どこの配達員をやるかじっくり検討したい

配達員として仕事をするのにおすすめのフードデリバリーサービスや、地域別のおすすめサービス、バイト先を選ぶコツ、比較ポイントなどについて解説しました。

Uber Eatsと出前館は国内においては2強とされ、加盟店数や提供エリア、配達依頼数が他サービスと比べてかなり多く、デリバリーバイトを検討する際には最も有力な候補となります。次点でmenuやfoodpanda、DiDi Foodが候補に挙がりますが、ひとつのサービスに絞り込む必要はなく、むしろ配達依頼を待っている無駄な時間を有効活用するためにも複数サービスに登録しておくのが賢いやり方です。

それぞれに得意なエリアや稼ぎやすい働き方・配達の仕方があるため、自分の希望する働き方や望んでいる収入を考慮してじっくり検討し、最適と思われるデリバリーサービスをぜひ見つけてみてください。

UberEatsや出前館、menu、Wolt、DiDifoodや
ピザーラ、ピザハット、銀の皿、ケンタッキー、マクドナルドなど
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